ダラス・カウボーイズはあと2週間弱でOTA（チーム合同練習）を開始する。この2週間、ヘッドコーチ（HC）のマイク・マッカーシーはクオーターバック（QB）のダック・プレスコットがそこに参加者として加われると期待を持ち続けている。

さらに、マッカーシーはプレスコットが7月のトレーニングキャンプまでには完全な状態に戻れると信じている。

「ああ。そう考えない理由は1つもない」と彼は現地15日（土）、記者団に語った。「彼の調子はとても良さそうだ。この数週間、素晴らしいワークアウトをしてきた」

次のステップはチームとのフィールドワークだ。25日（火）に始まるカウボーイズのOTAでは、プレスコットに“大半”のプログラムに参加してもらうとマッカーシーは述べた。昨年10月に足首の骨折と脱臼という大きなけがを負ったプレスコットだが、順調に回復を続けており、このまま行けばトレーニングキャンプ前には完全復帰の見通しだ。

「フェーズ2の今週は、それに向けた良いステップになると思う」とマッカーシーは付け加えた。

逆境をはね返すQBにとってはまた1つ小さなマイルストーンとなる。1カ月前にプレスコットはドロップバックからのスローイングを始めた。フィールドに戻れたことは彼自身にとってもエモーショナルな出来事だった。

「言葉にするのは難しい感覚だよ」とプレスコットは4月末、『NFL Total Access（NFLトータル・アクセス）』に語っている。「6カ月前は、シーズンが終わったことを悟り、カートでフィールドから運び出されていた。この数カ月は椅子に座ってボールを投げることしかできないところから、自分の2本の足を使って投げられるまでになり、いい気分だった。でも、それも2週間前のことで、今はそれよりさらに前進している。そこがワクワクする部分さ」

彼の復帰の暁には、チームメイトたちも同様にワクワクし、そしてエモーショナルになることだろう。

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