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ジャイアンツが元WRのTEベンジャミン、RBクレモントと契約

2021年05月17日(月) 08:53


カロライナ・パンサーズのケルビン・ベンジャミン【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

ケルビン・ベンジャミンのカムバックストーリーは続く。

ニューヨーク・ジャイアンツがかつて1巡目で指名を受けたワイドレシーバー(WR)のベンジャミンと、週末に実施されたルーキーミニキャンプでのトライアウトを経て契約することを発表した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは2018年シーズンが終わって以来NFLのロースターに登録されていなかったベンジャミンが、タイトエンド(TE)をプレーする見込みだと伝えている。

身長約195cm、体重約111kgのベンジャミンは何年もプレーできる選手であるかのように築き上げられてきた。また、ジャイアンツの施設内には以前からその才能を信じている人物もいる。ジェネラルマネジャー(GM)のデイブ・ジェトルマンはベンジャミンをカロライナ・パンサーズ時代の2014年にドラフト全体28位で指名した。

フロリダ州立大学出身のベンジャミンは、最初の頃は決して落胆させる存在ではなかった。ルーキーイヤーにはキャッチ73回、1,008ヤード、タッチダウン9回を記録。ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂でその翌シーズンを逃し、2016年はキャッチ63回、941ヤード、タッチダウン7回という成績を残している。パンサーズは5年目オプションを行使したものの、2017年シーズン半ばにベンジャミンをバッファロー・ビルズへトレードに出した。ビルズで苦戦して14か月後にリリースされたベンジャミンは、2018年はカンザスシティ・チーフスで3試合に出場している。

30歳のベンジャミンは込み合うTEルームに合流する。プロボウラーのエバン・エングラムを中心としたグループは元プロボウラーのカイル・ルドルフも擁し、ケイデン・スミスとレビン・トイロロがそのバックアップを務めている。

ジャイアンツは日曜日にランニングバック(RB)コリー・クレモントとも契約を交わした。元フィラデルフィア・イーグルスのクレモントは4シーズンでキャリー平均4.0ヤード、タッチダウン9回をマークした。1シーズンに22回のパスをキャッチした体重約99kgのRBは、キックオフリターンやパントリターンの経験もある。

ロースターに空きを作るため、ジャイアンツはRBジョーダン・チュンとTEネイト・ウィエティングをウェイバーにかけている。

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