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若手LBコンビのシモンズとコリンズを称賛するカーディナルスHCキングスベリー

2021年05月17日(月) 13:36

アリゾナ・カーディナルスのゼイベン・コリンズ【AP Photo/Matt York】

来るシーズン、アリゾナの砂漠に大きく枝を広げるであろう若木に期待したい。

金曜日のルーキーミニキャンプを終えたカーディナルスヘッドコーチ(HC)のクリフ・キングスベリーは、アイザイア・シモンズと新人のゼイベン・コリンズが2021年先発インサイドラインバッカー(ILB)を務めると思ってもおかしくはないと述べている。

「彼らが並び立つとき、最高のLBデュオの称号は彼らのものだ。大きく、リーチの長いアスレチックなコンビだ」

カーディナルスのジェネラルマネジャーであるスティーブ・ケイムはシモンズとコリンズが並ぶさまを2本の大きな木がパスの通り道をふさぐ様子に例えている。

「急速に成長する2本の木だ」とキングスベリーは述べた。

カーディナルスの新たなLB勢は、チームがドラフト全体16位でコリンズを指名したときから期待を集めてきた。この指名を受けて、チームは1週間後にジョーダン・ヒックスにトレード先を探す許可を与えている。キングスベリーはヒックスが“われわれのチームで最も尊敬される選手の一人”とし、現状についてそれ以上述べようとはしなかった。しかしながら、現地14日(金)のコメントから受け取れるメッセージは明白だ。すなわち、カーディナルスは2人の最近の1巡目指名選手たちに先発を任せることを考えている。

「2人がリーグに馴染むまで、生みの苦しみがあるのは分かっている。だが、彼らは自分たちが持たない経験を補うだけの運動能力を持っているし、彼らと共に成長し、彼らと共に何ができるかを見るのを楽しみにしている」とキングスベリーはコメントした。

シモンズは2020年のドラフト全体8位指名を受けた選手であり、1年前にクレムソン大学からやってきた際にはハイブリットなセーフティ(S)として見られていた。ルーキーシーズンには7試合に先発し、サック2回、フォースドファンブル1回、インターセプト1回、ファンブルリカバリー1回、タックル54回を記録している。

身長約193cm、体重約107kgのシモンズは身長約193cm、体重約117kgのコリンズよりやや小さい。タルサ大学出身のコリンズが“マイク”ラインバッカーを務めると見られるものの、一方でどんな役割を担うこともできるだろう。

ルーキーキャンプに参加したコリンズは「ただ毎日出て行って、その役割を果たすためにひたすら働くし、役割を勝ち取れるよう努力する。何も与えられていないし、すべてを自分で勝ち取らなきゃならない。すべてのスナップで、すべての日に、僕らにあるすべての導入でね」と述べている。

コリンズは直接対面でのワークアウトがバーチャルでの練習よりも“ずっと役に立つ”とコメント。それは、シモンズが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの中での初めてのオフシーズンで強いられたことだった。間もなく22歳になるコリンズは、ウオークスルーを通じて学習し、ベテランが練習場にやってくるミニキャンプのフェーズ2に向けて十分に準備するための知識が得られるのはありがたいと考えているようだ。

「先発でもそうじゃなくても、このリーグにやってきて、このプログラムに全力で取り組まなくちゃならない。先発でも、一番下にいようとも、それは関係ないんだ。自分の場所を手にするために毎日やらなきゃいけないだけの話で、自分の場所がどこになるかなんて、今は分からない」

シモンズとコリンズはアウトサイドラインバッカー(OLB)のチャンドラー・ジョーンズやマーカス・ゴールデンの隣で魅力的なラインを形成するだろう。オフシーズンにデイフェンシブエンド(DE)J.J.ワットが加わり、カーディナルスのフロントセブンは重要なHCとしての3年目を迎えるキングスベリーが称賛するだけの、期待を抱かせるものになっている。

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