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ワシントンのサックリーダー、DEケリガンがイーグルスへ

2021年05月18日(火) 08:54


ライアン・ケリガン【Aaron M. Sprecher via AP】

ライアン・ケリガンがワシントン・フットボール・チームに別れを告げ、ディビジョンライバルの元へ向かう。

10年間でサック95.5回を記録してワシントンの歴代サックリーダーになったケリガンが、フィラデルフィア・イーグルスと契約する旨を現地17日(月)に発表した。イーグルスはその後すぐにこの動きを正式なものとし、ケリガンとの1年契約の条文に合意している。

「過去10年、俺は多分みんなにとって嫌な選手だったと分かっているけれど、@philadelphiaeaglesのファンたち、俺はみんなのためにプレーすることに燃え上がってるぜ! やるぞ!!」

新たなホームを発表する前に、元1巡目指名選手であるケリガンはプロとして唯一知るチームに別れのメッセージを送っている。

「この10年が俺にとって何を意味するかをインスタグラムへの投稿でまとめることなんてできないけれど、俺に言えるのは、それは俺の人生でも最高の時期の一つだったってことだ。俺がみんなのためにプレーするのを楽しんだのと同じくらい、みんなが俺を見て楽しんでくれたことを願う。すべてに対してありがとう、ワシントン」とケリガンはつづった。

ワシントンも愛情をもってケリガンに応じている。

「フランチャイズリーダー、フィールドの内外を問わず。ありがとう@RyanKerrigan9」

2011年の全体16位で指名を受けたケリガンは、すぐにワシントンの要石となった。キャリア95.5回というサックはフランチャイズの歴史で最も多く、デクスター・マンリーが記録した91回を2020年に追い抜いている。

デビューからの9シーズンで出場した試合のすべてで先発の役割を担ったケリガンは、昨年にロン・リベラHC(ヘッドコーチ)の指揮下でローテーションのプレーヤーになった。16試合中、先発は1試合にとどまっており、これまでの標準的なスナップの半数以下にしか参加していない。それでもキャリア最低と並ぶサック5.5回という成果を残した。チーム全体に若い選手が存在するワシントンで、変化の兆しはすでに見えていた。

活躍の舞台が減らされながらも生産性を見せたケリガンは、イーグルスにとって完璧な補強となるはずだ。32歳のケリガンはブランドン・グラハム、デレック・バーネット、ジョシュ・スウェットらが率いるエッジグループに合流する。

イーグルスのジェネラルマネジャー(GM)であるハウイー・ローズマンは強みに強みを重ねることを好んでおり、ローテーションの役割でも力を発揮するベテランを加えることでイーグルス守備陣の力はさらに増大するだろう。

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