シーズン第4週に期待の一戦、ペイトリオッツ戦でのQBブレイディの帰還に注目
2021年05月18日(火) 14:41NFLが先週に2021年レギュラーシーズンのスケジュールを発表した際、最も期待される試合が第4週になることが明らかになった。クオーターバック(QB)トム・ブレイディ対ニューイングランド・ペイトリオッツだ。
NFL放送企画担当副社長 のマイク・ノースは、G.O.A.T.対ペイトリオッツの試合を意識的にシーズン序盤に組んだと『NBC Sports(NBCスポーツ)』のピーター・キングに話している。この時期であればケガや天候、プレーオフへの影響などによってブレイディが古巣フォックスボローに戻るというストーリーから焦点が外れることはないだろうとノースは言う。
ノースは『Football Morning in America(フットボール・モーニング・イン・アメリカ)』のコラムの中で「ブレイディの帰還というのが主題になるだろう」と述べている。「11月に15cmも積もった雪の中、トムが50ヤードラインに立ってトリビュートビデオを見ているというのはなんだか違う。かといってシーズンが進むにつれて負傷者が出る可能性が高くなる。早めにこの試合を組んで、トムのストーリーを伝えることに意味があると思った」
バッカニアーズがニューイングランドに乗り込む一戦は、この秋にフットボール界のほとんどの人が注目する対戦になるだろう。特にニューイングランドではこの試合のチケット価格がすでに高騰している。
フットボール史上最も象徴的な人物であるブレイディとペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックの試合を放送する権利を求めて、契約を結ぶすべての放送局がロビー活動を行ったとノースは述べている。最終的にNBCが放送権を勝ち取り、第4週の試合を『Sunday Night Football(サンデー・ナイト・フットボール/SNF)』で放送することになった。
SNFのエグゼクティブ・プロデューサーであるフレッド・ゴーデリは、ブレイディの帰還と比べるとすれば、2006年にこの番組が始まって以来たった一つの対戦しか思い浮かばないとキングに語った。
「われわれが手がけた中で唯一引き合いに出せるのは、一番はじめに放送した試合、マニング・ボウルだ」とゴーデリは話す。2006年に行われたこの試合は、QBペイトン・マニング率いるインディアナポリス・コルツがQBイーライ・マニング擁するニューヨーク・ジャイアンツと対戦した。
「それはもう、かなり注目を集めた試合だった。そして今年のバッカニアーズ対ペイトリオッツ戦は試合の何週間も前からスポーツを超えて話題になるだろう。今年一番の試合であることは間違いない。それどころか、この先何年も語り継がれる試合になるかもしれない」
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