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ワシントンが先発OTモーゼスにトレード追及許可

2021年05月19日(水) 10:10


ワシントン・フットボール・チームのモーガン・モーゼス【Aaron M. Sprecher via AP】

一人のオフェンシブタックル(OT)を追加したワシントン・フットボール・チームが、別のOTと離別しようとしている。

現地18日(火)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に報じたところによれば、ワシントンは長年の先発OTモーガン・モーゼスに別れを告げる見込みであり、モーゼスにトレードを求める許可を与えたという。

モーゼスは2021年に775万ドル(約8億4,000万円)を受け取ることになっており、どういった形であれトレードにはその総額が伴われる。ワシントンはモーゼスをトレードすることで、190万ドル(約2億1,000万円)のデッドマネーを抱えつつその出費をなくすことができる。モーゼスは2022年も775万ドルを受け取る契約を有している。

トレードパートナーが見つからなければ、チームはモーゼスをリリースする可能性があるとラポポートは伝えた。

2014年のドラフト3巡目で指名されたモーゼスは2年目以降すべての試合に先発し、いくつかのけがを抱えつつレギュラーシーズンに連続96試合をこなしていた。

30歳のモーゼスは今もNFLの優れたTの一人だ。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』のグレードによれば、モーゼスは2020年にOTの中で15位につけている。キャリアのこの段階においてモーゼスはパスよりもランブロックに秀でており、昨シーズンはキャリアハイのプレッシャー41回を記録している。

モーゼスとの離別によって、このオフシーズンにワシントンが取り組んでいるOラインの改善は続く。ワシントンはこれまでにガード(G)エレック・フラワーズをトレードで獲得し、OTチャールズ・レノJr.と契約。また、ドラフト2巡目ではTサミュエル・コスミを指名している。

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