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今後も良いシーズンを送る力はあるとファルコンズQBライアン

2021年05月19日(水) 11:29

アトランタ・ファルコンズのマット・ライアン【AP Photo/John Bazemore】

アトランタ・ファルコンズのクオーターバック(QB)である36歳のマット・ライアンは今後も“良い年”を送れると話しており、常に自分の声を聞いてくれるチームでプレーしてきたのは幸運だと語った。この2つの要素こそ、NFLにいた他のQBたちとは違い、ライアンが周囲から落胆されていない理由なのだという。

個別の名前を出さないながらも、アーロン・ロジャースやラッセル・ウィルソンらの選手を示唆しつつ、ライアンは「誰でもそれぞれ別の状況にいるけれど、確実に移り変わりはある。彼らは特定の状況について、より声を上げてきた」と話した。

本人も自覚する通り、ライアンのキャリアは刻刻と終わりに向かって進んでいるものの、今でもまた新たなシステムを学びながら成果を挙げる力がある。新ヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスはライアンが共にプレーする3人目のHCであり、共に取り組んできたプレーデザイナー、またはプレーコーラーとしては少なくとも5人を数える。

「自分がずっとプレーしていくわけじゃないのは理解しているけれど、同時に自分がまだ本当にうまくプレーしていて、これからも多くのフットボールの時間があると考えている」と4度のプロボウラーであるライアンは話した。

ライアンは2008年ドラフトの全体3位でNFL入りして以来、成果を残し続けきた。2016年にはMVPに輝き、リーグのパッシングリーダーたちの中にもよく入っている。ライアンは今季のドラフトでチームが自分の後継者候補を指名するかもしれないという“ノイズ”を耳にしたという。実際はそうならず、スミスと新ジェネラルマネジャー(GM)のテリー・フォンテノーはハイブリッドなタイトエンド(TE)カイル・ピッツという新たな武器をライアンに与えている。もしドラフトでQBが指名されていたらどう反応したか聞かれたライアンは、次のように返答した。

「自分がどうしたかなんて分からないね。新しいスタッフになれば、いつ移り変わりがあるか、何が起こるか分からない・・・キャリアが始まった頃、ベテランになるように言われた。“自分のロッカーがあるんじゃない。借りているだけだ”ってね」

ライアンはドラフト前にファルコンズのプランについて話し合うことはなく、実際にドラフトの週末がくるまでチームが誰を指名するか知らなかったという。その状況にも少なくともいくつかの確実性があったが、そこに含まれないものの一つが長年のプロボウラーであるワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズの未来だ。ジョーンズのトレードについてのオファーに耳を傾けてきたファルコンズは、ある情報元によればこれからもそれを続けていく模様だ。ファルコンズがジョーンズを他の選手とトレードしたいわけではないが、厳しいキャップ状況の中でジョーンズのキャップヒットが2,300万ドルを超えることで、将来のドラフト指名権を手放すことに前向きなチームからの問い合わせに耳を傾けているという

ライアンはチームやジョーンズのビジネスについて踏み込みたくはないとコメント。ジョーンズについては「最高の選手。ものすごいチームメイト。俺は彼が大好きだ。事態がどうなるかは見てみるが、彼は多分俺のキャリアに他のどの選手よりも大きな影響を与えてきた」と述べた。

一方、ピッツについては毎日より良くなろうと努力しており、スミスによる新スキームをよく学んでいると評したライアン。誰もが“どうラインアップするか”を習得しようとしている段階であるため、何らかの見通しを立てたくはないと言う傍ら、ライアンはピッツの仕事の姿勢とアプローチを支持している。

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