大学時代にシャナハンHCのオフェンスを研究済みの49ers新人RBセーモン
2021年05月20日(木) 13:10サンフランシスコ・49ersのルーキーランニングバック(RB)トレイ・セーモンは初めてのシーズンに向けて準備万端だ。
セーモンは昨年にオクラホマ大学からオハイオ州立大学に移る準備として、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンのアウトサイドゾーン戦略を研究し、すでに熟知していると言う。
セーモンは「オハイオ州立大学に転入する時にたくさんアウトサイドゾーンのプレーを調べたんだ」と『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』のジェニファー・リー・チャンに話している。「もちろん49ersは調べたチームの一つだったよ。オハイオ州立大学に入ったらそのオフェンスでプレーすることが多くなると分かっていたから、攻め方や戦略を読み込んでいた」
シャナハンHCのオフェンスはNFLの中でもトップレベルだ。彼の戦略は一貫してスピードのあるバックスが抜けられる穴を作り出し、ディフェンスの弱いところを突いて守りを手薄にする。
セーモンは大学時代の研究と経験によって、トレーニングキャンプで起きるであろうRB競争で優位に立てると考えている。
「NFLへの移行はそれほど難しいと感じていない。オハイオ州立大学でやっていたことと似ているものもあるし、新しい環境にスムーズに順応できているからうまくいくと思っている」
セーモンが加わったバックフィールド陣にはラヒーム・モスタート、ジェフ・ウィルソン、ウェイン・ゴールマン、ジャマイカル・ハスティー、同じルーキーのイライジャ・ミッチェルがいる。
シャナハンHCは選手層の厚いバックフィールドのローテンションをうまく活用し、自分のスキームに合った生産性の高いバックを必ず見つけ出すことができる。そのスキームに精通し、経験を積んでいるセーモンはパスキャッチ能力と相まって、49ersでの活躍が期待される。このルーキーはシャナハンHCのシステムでビッグプレーを生み出す最新の武器となるかもしれない。
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