ビルズが新たに2人の女性スタッフを起用
2021年05月21日(金) 13:11NFLにおける多様性と内包性という部分で、バッファロー・ビルズがまた一歩リードしている。
ビルズは今週、フロントオフィスの9件の人事異動を発表しており、その中にはスカウトのインターンであるアンドレア・ゴスパーの選手人事コーディネーターへの昇格が含まれていた。また、NFLの多様性および平等性、内包性部門上級ディレクターのサム・ラポポートによれば、プリンストン大学のアシスタントだったソフィア・ルウィンが攻撃アシスタントに任じられたという。
ゴスパーもルウィンもラポポートが舵を取るNFLの“Women’s Careers in Football Forum(ウイメンズ・キャリアズ・イン・フットボール・フォーラム)”を通じてビルズで職を得るに至っている。
ビルズのジェネラルマネジャー(GM)であるブランドン・ビーンは過去2年間インターンを務めたゴスパーについて「彼女はとにかく素晴らしい視点をもたらしてくれる」と話した。
「彼女は大学でスポーツをプレーしていた。ソフトボール選手だったんだ。彼女に“アスリートならどう感じるかな”と聞きたいときがよくあった。彼女は明らかに女性の視点をもたらしてくれたし、われわれ男性は特定のことについて気づかないことがあった。彼女は努力家だ。過去2年間に彼女以上にこのビルで時間を費やしてきた者を、私は知らない。彼女はこの仕事を愛している。それが分かる。彼女はここに来ることに情熱を燃やしている」
「彼女はまだ成長中である一方、必要なものはすでに身に着けている。これまでの2年で彼女はとても遠くまでやってきた。いずれ優秀なスカウトになるだろう。そのことを強く信じている」
ビーンによれば、ゴスパーの新しい仕事内容は主にカレッジスカウティングから成り、プロスカウトと管理上の仕事が含まれるという。
ルウィンは以前、プリンストン大学でクオリティコントロールコーチを務めていた。また、ビルズで夏季トレーニングキャンプのアシスタントとして働いたこともある。
ビルズのオーナーであるキム・ペグラはリーグで女性が働く機会を増やしたいと話しており、今回の人事はその最新の動きとなっている。
ビルズは2016年にキャスリン・スミスを女性としてはNFLで初めてのフルタイムのコーチに任命。元攻撃アシスタントのフィービー・シェクターは2018年に採用されており、現チーフスタッフのキャリー・ブラウンソンは2019年にコーチングインターンとしてチームに加わっている。
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