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ジャガーズと契約したTEティーボウ、約1億円と最低限の条件で調印

2021年05月22日(土) 13:04


ティム・ティーボウ【NFL】

ティム・ティーボウのNFL復帰が正式に決まった翌日、現地21日(金)、ティーボウが最低限の条件で復帰することが分かった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話として伝えたところによると、ティーボウは92万ドル(約1億円)の1年契約に調印したという。この契約には保証額が含まれていないとラポポートは付け加えている。

ティーボウは2012年以降、レギュラーシーズンの試合に出場しておらず、当然といえば当然のことだが、大学時代のコーチであり、ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)を務めるアーバン・マイヤーのもとでフットボールキャリアを復活させる最後のチャンスを得たという点では注目に値する。また、ラポポートはティーボウがチームに入り込んでいくためにはバトルが待ち受けているともツイートしている。

ジャガーズはおそらく、2020年シーズンにNFLのどのチームよりも人材が不足しており、リーグ最低成績に終わった結果、ドラフトでは全体1位指名権を手に入れた。マイヤーHCとジェネラルマネジャーのトレント・バールケは自らのビジョンに合うようにチームを作り変えようとしているものの、そのビジョンの一部にはティーボウが改善に貢献できるようなカルチャーも含まれているようだ。

ティーボウはNFLのベテラン選手の中では最も少ない金額でそれを請け負うことになるが、金額の問題ではない。メッツ傘下のマイナーリーグを転々とし、オフシーズンにはテレビ業界でも活動していたティーボウが、唯一であろうチャンスを与えてくれたチームで再びフィールドに立つことになったのだ。昨シーズンに最下位だったチームのロースターで90名中90位かもしれないが、それでもまだ基準に届いていること、33歳のティーボウにとってはそれがすべてだ。

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