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ブロンコスDEチャッブが足首の手術、キャンプまでには回復の見込み

2021年05月24日(月) 14:45

デンバー・ブロンコスのブラッドリー・チャッブ【AP Photo/David Zalubowski】

デンバー・ブロンコスのディフェンシブエンド(DE)ブラッドリー・チャッブは、2年続けてオフシーズン中はケガに悩まされることになった。

前季に負ったACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂から復帰し、2020年シーズンは初めてプロボウルに選ばれる活躍を見せたチャッブは先日、足首にできた骨棘(こっきょく)を取り除くため、内視鏡手術を受けた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(土)に情報筋の話を元に報じている。

ラポポートによれば、このような手術は「珍しいものではない」とし、数週間の休みが必要となるチャッブはOTA(チーム合同練習)を逃すことになるという。2カ月後のトレーニングキャンプには「完全に間に合う」とラポポートはつけ加えている。

今回のチャッブの手術は、昨季にシーズン第16週と17週の欠場を招いたのと同じ側の足首に行われたと、このニュースを最初に伝えた『9News(9ニュース)』のマイク・キリスが述べている。

この足首の問題はチャッブが4シーズン目を迎えるに当たっては支障がないと言われているが、とりわけ若いキャリアの中でチャッブがすでに耐えてきたことを考えると、ケガに関するニュースは決して良いものとは言えない。

2018年に全体5位で指名されたノースカロライナ州立大学出身のチャッブは、ルーキーイヤーで見事な活躍を見せるも、ACLの断裂により2019年の出場は4試合にとどまっている。その後1年間はリハビリに専念し、昨シーズンのトレーニングキャンプ中も含み、精神的、肉体的な挫折を経験することとなる。

そのような苦境にありながらも、チャッブは華々しい2020年を送り、サック7.5回、クオーターバック(QB)ヒット19回、タックル42回をマークし、プロボウルの先発に選ばれた。

4月にブロンコスはチャッブの5年目オプションを行使し、ルーキー契約を2022年シーズンまで延長した。ジェネラルマネジャー(GM)のジョージ・ペイトンはじきに25歳となるチャッブをチームの「主力」の一人とし、ブロンコスに「長い間」いてほしいと述べている。

健康であれば元1巡目指名選手のチャッブが、この先もディフェンスの要になれる逸材であることは間違いない。チャッブが今回の障害も乗り越え、なにごともなくキャンプに参加し、輝かしいキャリアを築いていくことを願うばかりだ。

【R】