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パッカーズQBロジャースはOTAの場に集合せず

2021年05月25日(火) 09:38

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの状況が解決しないまま、グリーンベイ・パッカーズの選手たちはチーム合同練習(OTA)のために集合している。

『ESPN』や『The Athletic(ジ・アスレチック)』などの報道によれば、ランボー・フィールドに集った選手の中にロジャースはいなかったという。

チームやその方向性にロジャースが不満を持っていると報じられてきた以上、今回のニュースも驚きではなかった。ロジャースの契約にかかわる問題はより大きくなりつつあり、もしロジャースがチームに合流していればさらに大きなものになっていたかもしれない。

とは言え、ロジャースがOTAの場に来なかったということは、実際にロジャースとパッカーズの間に隔たりがあることを示唆している。ロジャースの不満は主にフロントオフィスにあるようだが、単純にチームとの隔たりがあるというだけで、パッカーズのために働き、パッカーズを支持する人々にとって気の休まる状況ではない。もちろん、現MVPであるロジャースは2年連続で惜しくもスーパーボウルを逃しているグリーンベイが達成したいと願っていることにおいて、中心的な存在にあたる。そして、例年なら参加しているものに姿を見せないということは、誰にとっても良い兆候ではない。

今のところ、パッカーズとロジャースの間に変化はない。その欠席は例年とは異なる要素ながらも、オフシーズンのはじめに浮上した不満のことを考えれば衝撃というわけでもなかった。

時間の経過とともに、隔たりが生じているように見える。膠着状況にまだ終わりは見えていない。

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