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テキサンズQBワトソンは引き続きトレード希望、OTA不参加

2021年05月25日(火) 09:57

ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

ヒューストン・テキサンズの選手たちがフィールドでオフシーズンプログラムのフェーズ3に着手したとき、クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンはその中にいなかった。

これから3週間にわたってヒューストンで実施されるチーム合同練習(OTA)にワトソンは参加せず、今もトレードを希望していると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地24日(月)に情報筋の話を元に伝えた。

テキサンズのQBとして5年目を迎えるワトソンは1月にチームにトレードを要請。その後、3月から4月にかけて22件の民事訴訟でマッサージ中の性的暴行および不品行を訴えられている。

過去2カ月にわたり、ヒューストン警察がこれらの訴えに関連する捜査を行っている。

また、NFLもワトソンに対する民事訴訟について調査している。ワトソンにはリーグの個人行動規範に基いて罰せられる可能性があり、コミッショナーの除外リストに置かれる可能性もある。

訴訟が起こされて以来、ワトソンはチーム周辺に姿を見せていない。また、3月16日にソーシャルメディアで最初の訴訟に対して何も問題ある行いはしていないと主張した後、公的なコメントを出していない。先週、ワトソンは『Instagram(インスタグラム)』のストーリー機能に自分がワークアウトしている動画を投稿した。

ワトソンの法的な状況やトレードを希望しているという点がチームでの将来を難しくしており、テキサンズはこのオフシーズンにQBの層を厚くしてきた。ベテランのバックアップQBであるタイロッド・テイラーと契約したほか、シンシナティ・ベンガルズのバックアップであるライアン・フィンリーをトレードで獲得した後、フィンリーについては現地24日(月)にリリース。スタンフォード大学のデイビス・ミルズをドラフト3巡目で指名し、先週にはジャーニーマンのバックアップQBジェフ・ドリスケルと契約を交わしている。

フィールド外での問題が発生しているにもかかわらず、複数のチームがプロボウラーであるワトソンの獲得に関心を持っていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは伝えた。

テキサンズのジェネラルマネジャー(GM)であるニック・カセリオは4月に、チームにおけるワトソンの状況については“法的プロセスを尊重”するとコメントしている。今月初めにQBの状況がどうなると見ているか問われたカセリオは「われわれはチームのビル内にいる選手にただ満足している」と語った。

テキサンズのOTAは24日にスタート。参加必須のミニキャンプは6月15日(火)から17日(木)の実施を予定している。

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