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QBバロウがベンガルズのOTA初日から始動

2021年05月26日(水) 08:30


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Susan Walsh】

シンシナティ・ベンガルズが注目の中でチーム合同練習(OTA)を開始した。特に人々の視線を集めていたのは一人の選手だ。

クオーターバック(QB)ジョー・バロウが昨年11月に左膝のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を断裂してから初めて、チームと共にフィールド上での活動にあたり、パスドリルに参加した。現場で取材した番記者たちによれば、2年目のバロウがセンター後ろでスナップを受けることはなく、短い距離でのスローに限定していたという。

いずれにせよ、バロウがドロップバックし、左足に体重をかけてしっかり立てたのは良い兆候だ。バロウは以前にリハビリが“前倒しで進んでいる”とし、開幕戦には間に合うと予想しており、それを裏づけるようなシーンだった。輝かしいながらも膝の負傷に妨げられたルーキーシーズンに、バロウはパス成功率65.3%、2,688ヤード、タッチダウン13回、インターセプト5回を記録していた。

セッションを終えたバロウは“楽観的”な感覚だったとコメント。膝の感触は“本当に良く”、力は“85%”くらいのところに来ているという。さらにバロウは「いつも(第1週までに)準備ができていると予想していた。これから2カ月ある。もう少し強く、激しくしていくけれど、良い道を進んでいる」と語った。

ベンガルズのヘッドコーチ(HC)であるザック・テイラーはバロウがプレシーズンにプレーするとは語らず、OTAではエンプティーセットから正確にやっていくと述べている。火曜日の軽いワークアウトはバロウとそのルイジアナ州立大学時代のチームメイトであるワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスとの連携をテイラーHCが観察する機会にもなった。2人は共にナショナルタイトルを勝ち取り、記録破りだった2019年シーズンにオールアメリカ選出を果たしている。バロウをドラフト全体1位で指名した1年後、ベンガルズはチェイスを全体5位で選択している。

また、ランニングバック(RB)ジョー・ミクソンは長く待たれた練習場復帰に“全力”であたった。連続して1,000ヤード越えシーズンを送っていたミクソンは高額で契約を延長したものの、2020年の後半10試合は足の負傷によって欠場していた。

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