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ファルコンズHCスミス、WRジョーンズのチームでの未来について語らず

2021年05月26日(水) 09:15


アトランタ・ファルコンズのフリオ・ジョーンズ【AP Photo/Tom Lynn】

アトランタ・ファルコンズからトレードされるとのうわさが活発にささやかれる中、ワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズが初めて口を開き、『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』のシャノン・シャープに「俺はそこを出ていく」と話した。

その翌日の現地25日(火)にジョーンズのチーム内での状況やオールプロのWRとの会話について聞かれたヘッドコーチ(HC)初年度のアーサー・スミスは、はっきりとは語ろうとしなかった。

スミスはジョーンズについての質問を繰り返し拒絶し、ジョーンズとの会話はいずれも“プライベート”なものだと報道陣に話している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた、ジョーンズがドラフト前にトレードを要請し、チームはオファーに耳を傾けることに合意したとのニュースについてもコメントしていない。

「私のドアは常に開いているし、電話は常に電源が入っている。ここで選手たちと築いていきたいと思っている、ある水準の信頼がある。すべての選手がそのことを知っている」とスミスは述べた。

「繰り返すが、私としては、われわれはプライベートな会話を持っている。それらはプライベートなもので、これからもそのままにしておくつもりだ」

ファンからの人気が高いジョーンズがトレードで去る可能性について、スミスは「もう言ったが、われわれはフリオや彼がやってきたことを高く評価し、敬意を払っている。それはこのファルコンズの組織の一員であるすべての選手に対しても同じことだ」と話し、次のように続けている。

「知っての通り、これはタフなビジネスだ。われわれコーチや選手は全員がそのために契約しており、それを理解している。だが、われわれがここで行うことはすべてがよく考え抜かれたことであり、舞台裏で選手たちの尊厳を大事にして行われている。私がここにいる限り、われわれはそうやって物事を進めていく」

32歳のジョーンズがトレードされるとすれば、6月1日(火)以降のことになるだろう。ジョーンズを獲得するチームは2021年のサラリーである1,530万ドルを引き取らなくてはならない。現時点でそれ以上のキャップスペースを有しているのはジャクソンビル・ジャガーズ、ニューヨーク・ジェッツ、シンシナティ・ベンガルス、クリーブランド・ブラウンズ、ワシントン・フットボール・チーム、デンバー・ブロンコス、ロサンゼルス・チャージャーズ、デトロイト・ライオンズ、サンフランシスコ・49ers、ニューイングランド・ペイトリオッツとなっている。

トレード先の候補に含まれないのはダラス・カウボーイズだ。ジョーンズは月曜日に、2021年にカウボーイズでプレーすると考えていないと話している。ジョーンズがカウボーイズに移るのではないかという疑問は、先日にジョーンズがカウボーイズのパーカーを着ている写真が話題になったことが発端だった。

スミスHCはトレードのうわさの中でジョーンズが別のチームの服を着ていたのは“無関係”だと話している。

「何だって好きなものを着ていい。私は気にしない。選手たちは自分の考えを言っていいんだ」

そう話すスミスHCだが、ファルコンズが誇るWRのチームでの未来に関して、自分の考えを明かす気はないようだった。

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