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新加入のジェッツWRデイビスがOTAで肩を痛めるも軽症との見方

2021年05月29日(土) 10:09

テネシー・タイタンズのコーリー・デイビス【AP Photo/Nick Wass】

ニューヨーク・ジェッツは3月にフリーエージェント市場で、その若きキャリアで最高のシーズンを締めくくったばかりの注目されるパスキャッチャーを獲得した。そのワイドレシーバー(WR)が今週、新天地で臨んだ初めての活動でちょっとしたトラブルに見舞われている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えたところによると、WRコーリー・デイビスが現地27日(木)に行われたジェッツのOTAセッションで、パスされたボールに飛びついて肩から着地し、肩に軽度の痛みを発症しているという。高名なジェームス・アンドリュー医師が金曜日にもデイビスの検査画像を確認する予定だが、チームドクターは少し休めばデイビスは問題ないだろうと考えているようだ。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、テネシー・タイタンズに所属した昨季に65回のキャッチを成功させ、984ヤード、5タッチダウンを記録し、今月初旬にはパスキャッチャーのトップ10にランクインするほどのパフォーマンスを発揮していたデイビス。タイタンズが5年目オプションの行使を辞退したことで、ジェッツと3年3,750万ドル(約40億9,000万円)の契約が決まった。

レギュラーシーズンが始まる頃には、最も頼りになるパスキャッチャーのジェイミソン・クラウダーが不在になるかもしれないが、ドラフトで指名されたばかりの新進気鋭のデンゼル・ミムスやエライジャ・ムーアらとともに、デイビスは期待度ナンバー1のレシーバーとしてジェッツに加わる。いずれにせよ、デイビスは新人クオーターバック(QB)ザック・ウィルソンのターゲットとして期待されており、2021年シーズンにジェッツが成功を収めるためにはデイビスの健康状態と可用性が最重要となる。ジェッツにしてみれば、今回のトラブルがニューヨークで幕を開けたばかりのデイビスの物語の脚注に過ぎないことを願うばかりだろう。

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