膝の手術を受け、バッカニアーズQBブレイディにミニキャンプでコーチングの役割も
2021年06月02日(水) 08:49クオーターバック(QB)トム・ブレイディはオフシーズンに進めてきた膝の治療の影響で参加義務のあるミニキャンプにフル参加できないかもしれない。だからと言って、ブレイディが気楽に構えることはないだろう。
タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスは現地1日(火)に、ブレイディが来週にどの程度の制限を受けることになるかは分からないと話した。
「周りで彼を追う選手のことを含めて、どの程度彼にやらせるかは分からない。ドクターたちが何と言うかだ。彼はコーチングの部分を多くやるかもしれない」とエリアンスHCは『ESPN』に語った。
常に声を出してきたリーダーとして、そういったタイプの役割はブレイディの得意分野かもしれない。しかし、バッカニアーズが2021年のタイトル防衛戦に臨む今、本人はフル参加したくてうずうずしているはずだ。
ブレイディは2020年シーズンを通して悩まされたひざの問題を解消すべく、2月にひざの手術を受けていた。エリアンスHCはこの手術を“クリーンアップ”だとしており、そういったタイプの手術は通常は軽く、慢性的な痛みに悩まされている選手にとってはありふれたものだ。43歳のブレイディの身体が100%ではなくても驚きではない。
しかしながら、ブレイディは先週にチームメイトたちを集めてワークアウトを実施。その中にはバッカニアーズの施設で行ったものの、エリアンスHCやそのスタッフの監督によらないものもあった。選手たちが負傷した場合に財政的な保護が得られるよう、選手がチーム施設でワークアウトすることを望むエリアンスHCの勧めによってワン・バック・プレースで実施されたセッションには、複数のバッカニアーズのレシーバーたちが参加していた。
「どうやら、本当に良いワークアウトだったようだ。私はここにいなかったが、私が聞いたところによれば、本当に良いワークアウトだった。彼は今は街にいないが、彼と一緒にいた選手の何人かが明日ここにいることを願っている。どうなるか見てみよう」とエリアンスHCは述べている。
ブレイディはオフシーズンのワークアウトを含め、準備作業にこだわることで知られている。時が歩みを止めることはなく、もう一度ロンバルディトロフィーを狙うブレイディが時間を無駄にすることはない。ただ、その一部をスローではなく、叫ぶことに使わなければいけないかもしれないが。
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