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今季のベンガルズ攻撃陣にダウンフィールドでの「爆発力」を望むQBバロウ

2021年06月02日(水) 12:18

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Bryan Woolston】

シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からのリハビリに励む間、短縮されたルーキーシーズンを振り返ることができた。

バロウは『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』のアルバート・ブレアとの対談の中で復帰について触れ、より爆発的なプレーを生み出すためにディープパスの精度を上げることを2年目に改善すべき点だと話した。

「(2020年は)良いことも悪いこともあった」とバロウは話している。「もっと爆発的なプレーがしたいんだ。でもクイックゲームの状況ではかなり良かったと思っている。第4ダウンではチームとして強かった。誰かが空いている時も同じく。それでも、俺たちはプレーアクションのパスでもっと劇的なプレーを作り出さないといけない。ダウンフィールドへのパスはすべて改善の余地がある」

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ/NGS)』によると、バロウが2020年に20エアヤード以上のアテンプト46回のうち成功させたのはわずか9回で、293ヤードとタッチダウン1回を記録しているという。さらに、バロウのパス成功率19.6%と期待値から-9.1ポイントという数字は、40回以上のディープパスを投げたQBの中で最も悪い結果となっている。

バロウは「その前の年(ルイジアナ州立大学時代)のようにダウンフィールドへ正確なパスを出すことができなった」とブレアに話した。「俺はもともとダウンフィールドに投げるのが得意だったから、とにかく悔しかった。だから基本に立ち返って、基礎的なことに集中することにしたんだ。走りながら投げるのは数週間前に始めたばかりだけど、動かずに投げるという基礎に集中したかいがあった」

ワイドレシーバー(WR)のティー・ヒギンズとタイラー・ボイドに1巡目指名のジャマール・チェイスが加わったことで、バロウは爆発的な可能性を秘めたWRトリオを手に入れた。まずはバロウがビッグプレーを作り出すための時間を確保すること、そしてルーキーシーズンよりも正確であることがカギとなる。

24歳のバロウは先週、リハビリの現段階では「85%」まで回復していると述べている。7月のトレーニングキャンプ開始までには100%の状態になり、少なくともシーズン第1週までには復帰したいとブレアに強調した。

バロウは「どのくらい動けるかはまだ分からない。ラッシュを回避したりすることが普通に感じられるかどうかを判断するにはまだ早い」とコメント。「でも俺は楽観的だ。今はいい感じだと思っているよ。でもキャンプでどうなるか次第だから、今は様子を見るしかない。とにかくやれることは全部やっている。今の時点では何より足を強くすることだ。今のところランゲームでどれだけの爆発力を発揮できるかは分からない」

2021年にバロウが爆発的な投球力を発揮すれば、ベンガルズのオフェンスが成功するには十分と言える。

【R】