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「心の中ではすでにLBだった」とカウボーイズ移籍でLBに転換のニール

2021年06月02日(水) 15:00

ダラス・カウボーイズのキアヌ・ニール【James D. Smith via AP】

キアヌ・ニールはウィークサイドラインバッカー(WLB)にポジションを変更してこのオフシーズンにダラス・カウボーイズと契約を結んだ。

アトランタ・ファルコンズではセーフティ(S)としてプレーしていたニールは、昨季にファルコンズのヘッドコーチ(HC)を解任され、カウボーイズの守備コーディネーター(DC)となったダン・クインと合流する。ハードヒッティングに定評のあるニールはポジション名にこだわりはないと言う。ただヒットしたいだけだと。

ニールは「俺は自分をカテゴリーに当てはめることはしない。SだろうとLBだろうとできると思っている」と『ESPN』に話した。

「俺をどこで使おうと、フィールドで自分のベストを発揮できるように準備する。中学から高校にかけてはLBでプレーしていた。高校の途中でディフェンスを変更した時にSになったから、大学もそのままSでプレーしたんだ。でも心の中ではしばらくの間はLBだったよ。時間とともにSになっていった。LBとしてプレーするのに何が必要かはいまだに理解している」

クインの新しいスキームに移行するにあたり、カウボーイズには過剰なまでのLBがそろう。ジェイロン・スミスとレイトン・バンダー・エッシュを擁する中でニールを加え、さらに1巡目でマイカ・パーソンを、5巡目でジャブリル・コックスをドラフトしている。

ポジションの転換にともない、ニールはファルコンズでプレーしていた時よりスクリメージラインに少し近づき、体重が5kg増えたことに触れた。

「最初の数年とキャリアを通して俺はずっとボックス内でプレーしてきた」と体重約100kgでプレーする見込みのニールは述べている。「ダウンでプレーすることもあったから、周りとの合わせ方とかその辺りは理解している。いつもは6ヤードの辺りでプレーしてきたけど、コーチは5ヤードか4.5ヤードくらいにしてくれと言っているよ。その調整には俺もいま慣れようとしているところだけど、これは確かにポジションの転換だ」

クインとの合流はニールにとって追い風となるが、ポジションの変更には課題もともなう。ニールがそれにどれだけ対応できるかは、チームがこの秋にLBのローテーションを決める上で大きく影響するだろう。

「俺はただスポンジのように与えられたものを吸収している」とニールはコメントした。

【R】