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WRジョーンズの目標は勝つことだとタイタンズGMロビンソン

2021年06月07日(月) 13:33

アトランタ・ファルコンズのフリオ・ジョーンズ【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

現地6日(日)にワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズを加えたことで、テネシー・タイタンズは2021年にあなどれない一角となった。

いくつかのチームがこの影響力の大きいトレードを検討したものの、最終的にトリガーを引いたのはタイタンズだった。ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンは臨時の記者会見の中で、スーパースターのWRを加入させることが可能性としてあり得るのか精査したと説明している。

「彼が獲得できるかもしれないと聞いたとき、私はこの状況や彼について確認し、コーチたちも彼に目を向け、攻撃面で彼がどうフィットするかを検討した」とロビンソンは日曜日の午後に話している。

「彼は大きく、速く、タフだ。ボールの扱いが素晴らしく、ブロックをいとわない。私はレシーバーたちに求める多くのことについて考えている。地元の者は皆が知っているように、それはオープンになり、キャッチし、ブロックすること。彼はこれらの項目をすべて満たし、NFLで長年にわたってハイレベルでそれをやってきた」

ロビンソンが言うように、32歳のジョーンズには新チームとうまくかみ合うのに役立つスキルセットがある。ジョーンズの存在がランニングバック(RB)デリック・ヘンリーやWRのA.J.ブラウンのゲームにいかにインパクトを与え得るかを考えれば特にそう言える。

もちろん、ジョーンズがロッカールームにどうフィットするかがチームの成功にとって重要な役割を果たすことになる。これまでのところ、チームのやり方に馴染む上でジョーンズには問題がなさそうだ。

「ナンバー1の目標についてのフリオとの話し合いの中では、彼の目標はターゲットになることではなかった。彼の目標は勝つことだ」とロビンソンは明かした。

「それが私たちの求めているマインドセットで、ターゲット9回とか、ターゲット2回とか、ターゲットなしとかは関係ない。フットボールゲームでの勝利に貢献することだ。それが彼のマインドセットであり、われわれがフットボールチームとして持っている考え方だ」

ジョーンズがどういった貢献を求められているかは、アトランタ・ファルコンズ時代とは異なるかもしれない。しかし、けががない限り、ジョーンズのナンバーが何度も呼ばれることは間違いないだろう。

ジョーンズの年齢や長引くけがの懸念と、ファルコンズがジョーンズと引き換えに1巡目指名権の獲得を狙っているとの報道が相まって、ジョーンズがどこかへ動く可能性が先月に高まっていた。結果として、タイタンズが世代の才能を獲得すべく、基本的に2巡目指名権を明け渡すことを決断している。

「どういったものであれ、価値は価値だ。われわれはそれが自分たちにとって十分な価値があると感じた。アトランタは彼らにとって良い価値だと感じた。そうでなければトレードしなかったはずだ。彼らはエキサイトし、われわれもエキサイトしている」とロビンソンは言う。

マイク・ブラベルHC(ヘッドコーチ)が4年連続の勝ち越しシーズンを初めようとする今、2021年のタイタンズへの期待はこれから高まっていくだろう。

この動き(そして他の動きも)がチームを後押しし、ブラベル時代で2回目のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦出場を可能にするのだろうか? ファンやサポーターは間違いなくそれを望んでいるだろうが、組織内の人間にとってはプレシーズンの段階で何かを宣言するのは避けるべきだろう。ロビンソンは次のように締めくくった。

「何らかの期待を抱いてはいない。私の責任はできるだけ多くのフットボール選手を集め、彼らを出場させて自分たちの仕事をし、われわれが望むようなスタイルでプレーするようにすることだと思っているし、あとは成るように任せる。今は新シーズンで、誰も負けていない。誰もが最後までやり切り、勝つチャンスがある。結局のところ、われわれが望むようなスタイルでプレーし、競争力があるはずのチームを送り出すことがわれわれの仕事であり、このチームについて私はエキサイトしている」

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