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ジャガーズHCマイヤー、TEティーボウの試みは“未知の領域”

2021年06月07日(月) 15:07


ジャクソンビル・ジャガーズのティム・ティーボウ【AP Photo/John Raoux】

2015年以来、完全にフットボールから遠ざかっていたティム・ティーボウが、ジャクソンビル・ジャガーズのロースターに残るべく厳しい戦いを開始した。

現地3日(木)に『Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演したジャガーズ新HC(ヘッドコーチ)のアーバン・マイヤーは、フロリダ大学時代のメンターでもあった自分に対して、ティーボウが今回はタイトエンド(TE)としてチャンスを得るべくどうアプローチしているかについて語っている。

「私は彼の基盤にいる」とマイヤーはアイゼンに語った。

「私はティムのことを知っているし、話をしている。彼がプロ野球でプレーする準備をしていたのは知っていた。彼はそれについて言及して“人生で最高の調子になっている”と言ったし、そう言ってもいい形だった。われわれは話し合いをして、彼は“何人かに俺を見てもらえないか?”と言った。私は当然、このことについて考えさせてほしいと答えた。そして、これが部外秘なら、何人かに君を見てもらおうと言った。私は現場に行ったが、わざとその場を離れた。われわれのGMやTEコーチ、攻撃コーディネーター(OC)がそこにいて、彼らがワークアウトを行い、私のところに戻ってきて“なんてことだ、彼は信じられないくらいの調子だ。彼はかなりのアスリートだ。うちのTEルームは苦戦してきた”と言うんだ。彼らは彼にいくつかワークアウトの課題を与え、彼をもう一度連れ戻した。そして、彼らは私のところに来て彼にチャンスを与えるべきだと話した」

ジャガーズはTEを必要としているが、ティーボウの残留はまだ厳しい戦いだとマイヤーは指摘している。

「チームに残る可能性? 分からないね。未知の領域だ。非常に難しくなるだろうが、彼は素晴らしくうまくやっている」とマイヤーHCは語った。

「彼は練習で素晴らしい力を見せているし、ご想像のようにオフェンスを学んでいっている。誰にも劣らず、熱心にやっている。チームとティムの間には仲間意識が芽生えているし、これまでのところはうまくいっている」

ティーボウの職業倫理については文句のつけようがない。しかし、33歳にしてポジションを変えた選手が9月に53名ロースターに残るには努力以上のものが必要になる。ジャクソンビルについての疑問は、ロッカールーム外での人気が、若手を抑えた上でのティーボウの残留の助けになるかだ。

ティーボウが“全力で働いている”ものの、オフシーズンの今の段階ではロッカールーム全体が競っている様子に満足していると話した。

ティーボウがロッカールームにもたらすものについて、マイヤーは「彼は確実に活気をもってやっている。彼は私がこれまでに会ったことがないほどのハードワーカーで、最もタフで、コンペティティブな選手だ。だが、クールなことはね、リッチ、この辺ではそれをたくさん目にしているということだ」とコメントしている。

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