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タイタンズ、WRジョーンズのトレードのためにQBタネヒルの契約を再構築

2021年06月09日(水) 11:31


テネシー・タイタンズのライアン・タネヒル【AP Photo/Sam Craft】

ワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズのトレードを財政的な面で成立させるために、テネシー・タイタンズにはいくつかの会計処理が必要だった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地8日(火)に情報筋の話を元に伝えたところによれば、タイタンズはクオーターバック(QB)ライアン・タネヒルとの契約で簡単な再構築を行っているという。

保証されたサラリーをサインボーナスに変更して残る契約年に分散するというこの動きによって、2023年シーズン末までのタネヒルの契約に2年の無効年が加わる一方、タイタンズは今年のサラリーキャップにおいて1,800万ドル(約19億7,000万円)以上のスペースを空けたとラポポートは報じた。

ジョーンズとの契約によって、タイタンズは今年に1,530万ドル(約16億7,000万円)を必要としている。

タネヒルは2020年に1億1,800万ドル(約129億1,000万円)の4年契約を結び、2023年シーズン末まで契約下に置かれていた。再構築によって今年のキャップに影響する額は減るものの、この先には上昇する。ただし、今後はサラリーキャップ自体の増額が見込まれている。無効年がなければ、タネヒルのキャップヒットは2022年におよそ4,200万ドル(約46億円)まで上昇する計算だった。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、タネヒルの契約を再構築する前のタイタンズのキャップスペースはおよそ236万ドル(約2億6,000万円)だった。

シンプルな再構築を行ったことは、タイタンズがジョーンズと契約する上で予測された動きだった。さらにスペースを空けるべく、タイタンズにはセーフティ(S)ケビン・バイアードやタックル(T)テイラー・リワンの契約を再構築する可能性もあった。

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