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スティーラーズが与えてくれたチャンスに感謝するQBハスキンズ

2021年06月18日(金) 17:22


ピッツバーグ・スティーラーズのドウェイン・ハスキンズ【AP Photo/Gene J. Puskar】

かつてドラフト1巡目で指名を受けたクオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズは、2020年シーズンの終盤にワシントン・フットボール・チームからカットされ、ピッツバーグ・スティーラーズで再出発しようとしている。

チームの先頭に立つ存在だったワシントンからピッツバーグの裏方にやってきたハスキンズは、仕事を手にするためにあらゆるチャンスを追い求めると現地17日(木)に語った。

「ここピッツバーグにやってきたばかりで、俺はただコーチングスタッフとチームメイトたちに、俺がどれほどフットボールを愛しているか証明したかった。ここにいるチャンス、そして、彼らに自分の考え方が正しいところにあると示すことができるチャンスに、とにかく感謝している。自分の才能を証明できるように、ここでスポットを手にできるように、喜んで働くつもりだ」とハスキンズは話している。

ハスキンズは1月にスティーラーズとリザーブ/先行契約を結んだ。その後、ベン・ロスリスバーガーが契約を再構築してチームに帰還。メイソン・ルドルフは1年の延長契約をチームと交わしている。また、ジョシュア・ドブスも再契約を果たした。ハスキンズが今季のスティーラーズでロースタースポットを確保するには、多くを証明する必要があるだろう。

ヘッドコーチ(HC)のマイク・トムリンは現地16日(水)、ハスキンズについてはフィールド上での成長よりも、フィールド外で関係性を築くことに気を配っているとコメントしている。

「私がより気にかけているのは、人としてのドウェインだ」とトムリンHCは言う。

「彼を知り、彼が何を経験してきたか、そして、それが彼にポジティブな面とネガティブな面の両方でどう影響し、彼を形作ってきたかを知ろうとしている。その成長や、彼のゲームの発展にどう影響してきたかだ。何より、ドウェインと私はお互いを知ろうとしていると思う。そこがはじまりであって、細かい部分や彼のフットボールの成長についての具体的なところは、彼や、(QBコーチのマイク・サリバン)、(攻撃コーディネーターのマット)カナダに委ねている。私はただこの若者を知り、彼がそのように成長するのを助けたい」

ワシントンでのハスキンズのフィールド外での問題は、2年に満たない在籍期間における苦戦を悪化させていた。

最近に引退したQBアレックス・スミスは以前、ハスキンズは“クレイジーなほどの才能”の持ち主ではあるものの、“気をそらすもの”を排除する必要があると語っている。

24歳のハスキンズは、ワシントン時代がどう終わったかに驚きはなかったと話した。

「必ずしも驚いたとは言えない。それもビジネスの一部さ。新しいコーチングスタッフがもたらした人たちのせいってわけでもないし、これはビジネスで、俺たちの思うようにはいかないシーズンだったことは分かっている」

「ワシントンが俺に与えてくれたチャンスにはただ感謝している。ただ、完全に驚きというわけではなかったけれど、俺みたいな感じでリリースされるのは間違いなく不運でもある」

強い腕を持つQBが、ワシントンの喧騒を離れてピッツバーグでフットボールに集中できるかもしれないという点が一つの希望だ。

ロースターにQBが4人いること、また、ビッグベンが新しいオフェンスを学ぶためにトレーニングキャンプでより多くのレップスを必要としていることから考えれば、ワシントン時代のローラーコースターのようなプレーから進歩したことを示すチャンスをハスキンズが得られるかは疑わしい。

今のところ、ハスキンズはプレーブックを学び、スポットライトから遠ざかることで、スティーラーズのカルチャーに染まろうと努力している。

「ここで俺が期待しているのは、俺にチャンスをやろうと決断してくれた全員に良いところを見せて、できる限りハードに働き、自分の仕事そのものに語らせることだ。もちろん、ビッグベンを追いかけたりもしたいけれど、そういうことはそのうちできる。とにかく毎日やるべきことをすべてできるようにして、最高のバージョンの自分でいるようにする。それが、彼らが俺に望んでいることで、そうすることによって示さなければならない」

次のステップはトレーニングキャンプだ。そのとき、ハスキンズは自分がロースタースポットを占めるに値する選手なのか、それとも練習生行きなのかを証明しなければならない。

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