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QBダルトンの庇護を受けるベアーズ新人QBフィールズ

2021年06月18日(金) 22:41


シカゴ・ベアーズのジャスティン・フィールズ【AP Photo/David Banks, Pool】

シカゴ・ベアーズはドラフト前のQBプランを維持している。トレーニングキャンプを前にして、クオータバック(QB)アンディ・ダルトンが先発であり、1巡目指名の新人ジャスティン・フィールズはバックアップとして舞台袖に控えている状態だ。

シカゴの人々の多くはこの“プラン”を一蹴するかもしれないが、フィールズはチームが描く青写真に満足している。今フィールズが集中しているのは、ただ毎日進歩することだけだ。

「自分が信じていないなら、うまくいかないってこと。だから、俺の仕事は確実に良くなることさ。自分にできる限りの最高のQBになり、チームを助けるんだ」とフィールズは現地17日(木)に話している。

「先発とかベンチとか関係なくそれをやっていくし、俺たちが勝つのに一番役立ちそうなことならなんでもやる」

プロセスのこの早い段階で自分が先発に指名されなかったことは気にしていないという。

「それを受け入れない理由はないだろ。俺の立場になりたい人なんてたくさんいると思うから、ただ自分のいる位置に感謝している。繰り返すけど、1日ずつやって、自分にできる限り最高のQBになるだけだ」とフィールズは語った。

フィールズはミニキャンプでダルトンやニック・フォールズの下で学べることに感謝していると言い、来月に実施されるトレーニングキャンプが同様の助けになることを期待しているようだ。このプロセスを通じて、ダルトンがメンターとして助力してくれたとフィールズは明かした。

「ああ、すごくたくさんのことを学んでいる。彼は俺にたくさん話をしてくれた。彼や奥さんと一緒に夕食にも行ったんだぜ。そこでたくさん話をした。彼のバックグラウンドとか、彼らのストーリーとか。アンディとニックは本当に素晴らしい。多分、皆が知っている以上に大きい人たちだ。アンディは完全に俺を庇護してくれている。俺がするどんな質問にでも答えてくれる。俺が投げているときでもね。確か、ある日のOTAの後に、居残りでスローイングをしていたときだ。彼も、多分俺が何か間違ったことをしないか見るために、それだけのために残ってくれて、俺を助けてくれた。ものすごく助けになっているのは確かだ」

マット・ナギーHC(ヘッドコーチ)は、ベアーズのプランはダルトンを先発としてシーズンを開始することだと主張している。ただし、そのプランはいつでも吹き飛ぶとの暗黙の了解つきだ。フィールズがトレーニングキャンプで輝きを見せ、プレシーズンゲームにおいて自分が最良の選択肢だと証明すれば、その“プラン”をシーズン開幕前に反故にすることもできる。

フィールズはベアーズファンがすぐにでも自分が先発することを待っているのは理解しているものの、好機を待っているようだ。

「つまり、もちろん(プレッシャーは)感じるよ。すごく最高のことが一度に起こるってことはない。ただ耐えるつもりだ。前にも言ったように、俺は誰かの後ろで学ばなければならない状況にあった。だから、俺にとって特に新しい状況じゃない。1日ごとにやっていって、毎日良くなっていく。ここで俺を育ててくれるナギーHCやコーチングスタッフを信頼し、自分にできる最高のQBになるつもりだ」

フィールズが今の熱狂に長期的に応えることができれば、その時にはベアーズファンはいつフィールズが正式な先発QBになったかなど忘れているだろう。

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