多才なスターセーフティ（S）のジャマール・アダムスがニューヨーク・ジェッツからシアトル・シーホークスにトレードされた時、彼は有力チームでプレーし、有利な契約を手に入れようと考えていた。

その両方が実現に向けて動いているようだ。

初めてポストシーズンに進んだシアトルでの1年目を終えて、新たな契約が地平線上に見えてきており、それが実を結ぶことに懸念はほとんどないとシーホークスのヘッドコーチ（HC）ピート・キャロルは述べている。

「交渉は進行中で、これまでの流れはずっと友好的だ」と今週彼は記者団に語った。「彼が素晴らしいフットボール選手なのは認識しており、われわれは大きな契約プロセスの途中にいる。敬意ある扱いを受けていることを彼が理解しているのは分かっているし、彼もクラブにとても敬意ある振る舞いをしている。良い話ができているよ。まだ決定には至っていないが、いずれそうなる。キャンプには来るだろうし、全て問題ないはずだ」

契約最終年の今年、986万ドル（約10億8,600万円）を得る予定のアダムスが現地15日（火）に参加義務のあるシーホークスのミニキャンプに現れなかったことから、懸念が広がっていた。ミニキャンプの欠席は許されたものの、契約問題を巡る困惑は残っていた。

しかし、キャロルの説明によって事態が進行中であることが明らかになり、アダムスがシアトルに来た時から予想されていたように、その状態はしばらく前から続いていたようだ。

NFLのトップSの1人とされるアダムスの多才さは、4年間のNFLシーズンで彼を特別な存在にした。それは3年連続でのプロボウル選出という結果につながっている。最高のパスラッシュができるディフェンシブバックともいえるアダムスは、ランに対して頑丈で、カバレッジに関しては改善が必要なものの、エッジ、ラインバッカー（LB）、フリーとストロングセーフティのどこにでも入れる才能は彼独特のものであり、貴重だ。

アダムスとシーホークスの契約の時は近づいている。

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