バッカニアーズQBブレイディ、50歳までプレーすることについて「さすがの僕でも先の長い話だね」
2021年06月20日(日) 03:18トム・ブレイディは以前、45歳かその少し先まではプレーを続けることを目指していると話したことがある。
タンパベイ・バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトは、年を取らないチャンピオンに、50歳までプレーしてもらっても構わないと述べている。
しかし、それは史上最強と呼ばれるブレイディにとっても、さすがにハードルが高そうだ。最近延長されたバッカニアーズとの契約によって、ブレイディにはあと2シーズンが残されている。NFL史上最も偉大となるはずのキャリアのその後については、改めて考えたいと彼は言う。
「50? それはずいぶん先だね。さすがに僕でも、それは長い時間だよ」とブレイディは最近『USA Today(USAトゥデイ)』に語ったとジョーリ・イプシュタインが伝えている。「僕は常々、目標としているのは45歳で、それがゴールだと言ってきた。今年で44になるから、来年は45歳だ。僕には今、2年契約がある」
「今年は間違いなくプレーするし、まさかの出来事でもない限りは来年もプレーするだろう。それから後のことは、また考える。まだプレーしたいと思ったら、できるかもしれない。もうこれで十分、となればけりをつけるだろう」
現実世界の人間の年齢でブレイディは今43歳だが、摂理に反して、見た目もパフォーマンスもそれよりはるかに若く見える。チームメイトや対戦相手を当たり前のようにパフォーマンスで圧倒してしまうほどだ。
44歳になる今年、彼とバッカニアーズは再びスーパーボウルを目指して2021年シーズンの戦いを始めることになる。そこで自身8度目、バッカニアーズにとって2年連続のスーパーボウルタイトルを狙うことに加えて、ブレイディ個人の記録のコレクションもさらに増えることになるだろう。
ドリュー・ブリーズがオフシーズンに引退したことで、ブレイディはNFLのキャリア通算パッシングヤードで首位に立とうとしている。彼はあと1,155ヤードを稼げば、ブリーズの8万358ヤードに並ぶことができる。通算タッチダウンパスでは581回ですでにブリーズを抜いてトップに立っているが、それをさらに伸ばして差を広げることができるだけでなく、彼は史上2人目の8万パッシングヤード達成者となり、史上初のタッチダウンパス600回を達成することが可能だ。
ブレイディはまた、第4週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦でバッカニアーズを勝利に導くことができれば、NFLクロニクルで全32チームに勝利した4人目のクオーターバック(QB)となることができる。
つまり、2021年シーズンと、2022年には期待すべきものがたくさんあるということだ。彼が46歳になる2023年はどうだろう?
「その時が来たら検討するよ」とブレイディは述べた。「これはフィジカルなスポーツだからね。どんなことでも起こり得る。今年はフィールドで自分の持てる全てを出すつもりだ。今まで毎年してきたのと同じようにね。それからのことは改めて考えるさ」
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