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レイダースHCやオーナーがカール・ナッシブの勇気ある決断を支持

2021年06月23日(水) 11:26


ラスベガス・レイダースのジョン・グルーデン【AP Photo/Isaac Brekken】

リーグで初の同性愛を公表した現役選手となったカール・ナッシブがNFLから広く支持を集めている。ラスベガス・レイダースのヘッドコーチ(HC)であるジョン・グルーデンも、チームで2年目を迎えるナッシブへのサポートを示した。

『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』によれば、グルーデンは「ずっと以前、私は人を他とは違ったものにするのは、その人を偉大にする何かだということを学んだ」と話したという。

レイダースのオーナーであるマーク・デイビスも、プライド月間にカミングアウトしたナッシブの勇気を称えている。

デイビスが「こういったことは個人的な決断だ」と語ったと『ラスベガス・レビュー・ジャーナル』が伝えている。

「今は2021年で、彼はレイダースのメンバーだ。彼がハッピーならば、私も幸福だ。こういうことには勇気がいる。こういうことがニュースにならないような社会にしなければならない。今回のことで、一人の人間としても、レイダースの一員としても、私の彼についての見解は変わらない」

ペンシルベニア州立大学出身のナッシブは2016年にドラフト3巡目でNFL入りし、クリーブランド・ブラウンズやタンパベイ・バッカニアーズを経て、昨年はレイダースでプレーしていた。

歴史的な発表を受け、次々とナッシブを支持する声が上がっている。NFLのコミッショナーであるロジャー・グッデルや大学時代のチームメイトであるセイクワン・バークリー、スターディフェンシブラインマン(DL)J.J.ワットをはじめ、多くの人々がナッシブに声援を送った。

ナッシブの勇気ある発表は、NFLのみならず広くスポーツ界における最初の大きな一歩となった。寛容さ、受容性、平等性の実現に向けて重要な足跡を残したという意味で、ナッシブへの声援はずっとやむことがないだろう。

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