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ファルコンズが全体4位指名のTEピッツと新人契約

2021年06月30日(水) 08:27


アトランタ・ファルコンズのカイル・ピッツ【AP Photo/John Bazemore】

NFLドラフトにおけるタイトエンド(TE)の史上最高位で指名された選手がルーキー契約にサインした。

全体4位で名前を呼ばれたTEカイル・ピッツがアトランタ・ファルコンズとの4年契約にサインしたと、チームの公式サイトが伝えている。

他の1巡目指名選手たちと同様、この契約には5年目オプションが含まれる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じたところによれば、ピッツには4年間で3,290万ドル(約36億4,000万円)が完全に保証され、サインボーナスが2,100万ドル(約23億2,000万円)を越えるという。

ダイナミックなパスキャッチャーであるピッツはフロリダ大学で過去2年間にキャッチ97回、1,419ヤード、タッチダウン17回を記録してきた。身長198cm、体重111kgで20歳のピッツは体格に恵まれ、現代型のTEとして圧倒的な力を発揮するだけのスピードや運動能力もある。また、キャッチ能力にも優れ、ラインバッカー(LB)やディフェンシブバック(DB)を倒す能力や、ルーキーとしては優れたルートランニング能力、ヤードアフターキャッチ(YAC)の力を備えている。

ワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズがトレードで去ったことを受け、2021年のドラフト候補生の中ではクオーターバック(QB)以外の中で最高の選択肢だと多くのアナリストたちに見なされてきたピッツには、ヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスの攻撃陣において、WRのカルビン・リドリーやラッセル・ゲージらの傍らでその穴を埋め、重要な役割を果たすことが期待されている。

大学からプロの世界に飛び込んだ新人TEたちが、より大きくなった責任を抱えて苦戦することはしばしばある。しかし、ファルコンズはピッツには攻撃陣に加わった当初からインパクトを残す力があると自信を持っているようだ。

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