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レイダース社長バデインが退任、ベントレルが暫定社長に

2021年07月20日(火) 15:33

マーク・バデイン【AP Photo/John Locher】

マーク・バデインが夏のインターンとして初めてレイダースで働いたとき、チームはまだロサンゼルスにいた。それから30年ほどたって、バデインはチームのラスベガス移転において大きな役割を担っていた。

現地19日(月)、レイダースはチーム社長のバデインが退任したと発表している。

レイダースオーナーのマーク・デイビスは声明の中で「今日、私はマーク・バデインのラスベガス・レイダース社長辞任を受け入れた」と述べた。

「マークは30年にわたってレイダーファミリーの重要な人物だった。トレーニングキャンプのドライバーから組織全体の社長にまで上りつめている。このスポーツで最も壮大なスタジアムを建設し、世界のエンターテイメントの中心に移転するための彼の尽力は、決して忘れられることはない。マークと彼の妻であるエイミー、ご息女のアリ、ご子息のバーニーとザックに、これからの未来がどんな形になるのであれ、素晴らしいものになるよう祈っている。一度レイダーになったものは、生涯レイダーだ」

バデインは2013年にエイミー・トラスクが辞任した後、暫定的な役割として2015年に社長に任じられた。その以前にはチーフファイナンシャルオフィサーとトラスクのアシスタントを務めている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、バデインは声明にて「アレジアント・スタジアムの建造と運用の成功は、この組織と共に過ごしてきた30年間の中で最も難しい部分だった」と述べたという。

「最後にそれを見届けたのが、計り知れないほどの報いだった。レイダースとラスベガスと共に、不可能に見えたことを成し遂げたのだ。このプロジェクトが完了した今は、家族のことに集中し、新しいことを探求すべきときだ。MD(デービス)の揺るぎないサポートと友情にはずっと感謝しているだろう。彼とレイダーファミリーの成功を祈っている。私はこれからも常にこのチームの一部であると感じるはずだ。皆が知っている通り、一度レイダーになった者は、ずっとレイダーなのだから」

デービスはダン・ベントレルが暫定社長を務めることを発表している。ベントレルはレイダースで17年間仕事をしており、暫定社長を任じられるまでは上級副社長兼相談役を務めていた。

「フットボールとビジネスの両面の経験によって、彼は今のレイダースオーガナイゼーションを導くのに最善の選択となっている。レイダースの偉大さは未来にあり、その未来が今始まる」とデービスは述べた。

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