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ラムズRBエイカーズがアキレス腱断裂、シーズン終了の見込み

2021年07月21日(水) 10:39


ロサンゼルス・ラムズのキャム・エイカーズ【AP Photo/Jae C. Hong】

ロサンゼルス・ラムズの2020年のトップラッシャーが非常に不運なニュースに見舞われた。

2年目のランニングバック(RB)キャム・エイカーズがキャンプ開始に備えたトレーニング中にアキレス腱を断裂した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地20日(火)に伝えた後、チームもこのニュースを認めている。

エイカーズは2020年にコミッティーを開始したバックフィールドの中心的メンバーになるはずだったが、シーズンが進むにつれてこのグループのトップに躍り出た。エイカーズはラムズのリードラッシャーとしてシーズンを終えており、その理由の多くは第13週以降でワークロードが増えたことにある。当初は試合平均アテンプトが6.3回だったところから、シーズン終盤には20を超えている。

キャリーの増加によって結果を出したエイカーズは、試合平均92.1ヤード、タッチダウン4回を記録し、130ヤード超えを2回達成。シーズン第13週から第55回スーパーボウルまでの期間では、エイカーズが記録した645ラッシングヤードがNFL全体で4位に入っている。ポストトッド・ガーリー時代にあるラムズがランゲームの未来に希望を抱いたのも当然のことだった。

火曜日のニュースを受け、ラムズはダレル・ヘンダーソン、エグゼイビアー・ジョーンズ、レイモンド・カライス、ジェイク・ファンクの活躍に頼らざるを得なくなっている。この4人のうち3人はドラフト7巡目か、ドラフト外フリーエージェント(FA)の選手だ。

ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは火曜日に『ESPN 710』に出演した際、チームはこれらのRBたちが持つものに満足しており、ただ前進していくのみだと話している。

「われわれのロースターには若いバックスたちがいて、彼らがこの機会にどう動くか楽しみにしている。ベテランのルートをわれわれが除外するかどうかは分からない。しかし、今すぐ解決のために検討するものではない」

数字が嘘をつかないのだとすれば、ラムズはコミッティーのバックフィールドがエイカーズの不在による損失を埋めてくれると期待すべきだろう。ラムズは過去3シーズンに試合平均120ラッシングヤードを越えており、ショーン・マクベイHCの指揮下でプレーオフに進出していた。マクベイ時代にプレーオフに出なかったあるシーズンには、ラムズの試合平均ラッシングヤードは93.7だった。

マシュー・スタッフォードを獲得したおかげで、ラムズはクオーターバック(QB)に関しては新しい、そして改善した状況に期待できる。しかし、エイカーズを失うことは確かであり、シーズンにわたってその生産性を補填できる何かを探さなければならない。

「俺のために祈り、良くなるよう願ってくれたすべての人たちにお礼をしたい。こんなことになってしまったのは最悪だけど、俺の心は元気だし、神に過ちはないと分かっている。すぐに、これまで以上に強くなって戻ってくる。俺はソルジャーだ。最後にもう一度、ありがとう」

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