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WRフィッツジェラルドの意向は本人次第とカーディナルスHCキングスベリー

2021年07月28日(水) 15:46


ラリー・フィッツジェラルド【NFL】

オフシーズンを通して待たれたワイドレシーバー(WR)ラリー・フィッツジェラルドの答えはまだ得られていない。

アリゾナ・カーディナルスは現地27日(火)、2021年シーズンにおけるフィッツジェラルドの意向が不明のままキャンプに向けて集結した。しかし、決定していないからといって混乱しているわけではないようだ。

チームのシニアライターであるダレン・アーバンによれば、カーディナルスのヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーは同日、フィッツジェラルドについて「彼の意向次第だ」と語ったという。

さらにアーバンは、フィッツジェラルドがプロ18年目のシーズンに復帰するか、引退して日没を迎えるか、どちらのシナリオでもチームには問題ない模様だと述べた。

カーディナルスはオフシーズンにJ.J.ワットやA.J.グリーンなどの有名選手をロースターに加え、2021年のタイトル獲得に向けてベテラン勢が揃うチームとなっている。

フィッツジェラルドが不在となればロッカールームにおけるベテランの存在感は欠けることになるが、書類上はポジションに大きな空白ができるというわけではない。

ワットの加入を受けて2021年に期待しているような驚異的なディフェンスを目指すなら、それよりも十分に投資されたチャンドラー・ジョーンズが必要だ。アリゾナでのジョーンズの将来については、あと1年しかない現在の契約と関連して疑問が生じている。

ジョーンズはワットとのコンビで恐るべきパスラッシュデュオを形成することになるだろう。とはいえ、31歳の彼には今シーズン以降もカーディナルスに所属しているという保証はない。

それでも 今のところジョーンズはチームの一員であり、火曜日には「陽気な」雰囲気で到着したとキングスベリーは語っている。

長引く契約問題も「仕事の一部」だとキングスベリーはつけ加えた。

現状では、カーディナルスにとって2021年が勝負の年になる。フィッツジェラルドの参加はまだ確定していないが、チームが火曜日に集合したことで、アリゾナが動き出す時が来たのだ。

【RA】