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OLBジャスティン・ヒューストンがレイブンズと4億4,000万円の1年契約へ

2021年08月01日(日) 04:00


インディアナポリス・コルツのジャスティン・ヒューストン【AP Photo/Reed Hoffmann】

アウトサイドラインバッカー(OLB)ジャスティン・ヒューストンのNFLキャリアはもう1年――少なくとももう1回のトレーニングキャンプ中は続きそうだ。

ヒューストンはボルティモア・レイブンズと最高400万ドル(約4億3,900万円)の1年契約にサインしようとしていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報告している。

かつてカンザスシティ・チーフスのトップエッジラッシャーといわれたヒューストンは過去2シーズンをインディアナポリス・コルツで過ごし、2019年と2020年に19回のサックと21回のタックルフォーロスを記録した。ピーク時と同じではないものの、ヒューストンは少なくともクオーターバック(QB)を撃墜することについては信頼できることを証明している。過去の各2シーズンでプレーしたのがディフェンシブスナップの65%以下であることを考えればなおさらだ。

とはいえ、彼もNFLでおなじみの年齢による衰えを経験している。チーフスでの最終シーズン(2018年)にQBプレッシャー15.1%を記録して以降、ヒューストンはシーズンで12%を突破したことがない。ディスラプション率も過去2シーズンで落ちており、最高で16.4%だったものが2019年には13.4%に、2020年には11.6%になったと『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』は分析している。

この2シーズンのヒューストンはパスラッシュのスペシャリストとなっていて、2019年と2020年のコルツで可能だったパスラッシュの少なくとも95.1%でプレーしている。それが彼のトータルサック数を説明している。プレッシャーとディスラプション率が落ちても、これはやはり貴重だ。

それが彼にエッジラッシュの助けを必要とする新たなチームとの契約をもたらした。彼はレイブンズでも同様の役割に就くことになるだろう。そこにはディフェンシブエンド(DE)のカライス・キャンベルとデレク・ウルフ、ラインバッカー(LB)パーネル・マクフィーといったベテランがチームの主要パスラッシャーとして名を連ねている。

再びAFCの頂点を争うつもりのレイブンズは経験豊かな貢献者を加えることを恐れない。ヒューストンは、AFC北地区のタイトルとその先を目指すレイブンズのバンドワゴンに飛び乗る最新のメンバーとなった。

【M】