ニュース

NFLコミッショナーのグッデル、今シーズンの試合はスタジアム満員を期待

2021年08月01日(日) 10:23

【NFL】

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは、今年の秋にはNFLのスタジアムにファンが戻ってくると確信している。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のデルタ株が感染拡大していることを考えると、状況の変化は常に見通しを変えるものだ。しかし、今のところグッデルは「自信と適応力の両方が必要だ」と『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バッティスタに語っている。

現地7月31日(土)に放送された『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)』のインタビューでグッデルは次のように語った。

「今年は地方の規定により、32のスタジアムすべてでファンを迎え入れられることをうれしく思う。スマートに対応したい。積極的に対応していくつもりでいる。ファンが安全に過ごせるよう、あらゆる努力をするつもりだ」

「それでも、私たちはスタジアムが満員になることを期待している。ファンはスタジアムに戻ってきたいはずだ。この要望を一番よく聞く。実際、ファンの期待はチケットの売り上げにも表れている。ファンの皆さんは、自分も参加したい、自分も経験したいと思っているのだ。NFLの試合を観戦するのは楽しいからね」

また、選手のワクチン接種率の向上により、2021年のNFLシーズンは「限定的な混乱」にとどまるであろうこともグッデルにとっては朗報だろう。バッティスタによると、リーグにおいて少なくとも1回目の接種を受けた選手の割合が89%に達し、22チームが90%に、9チームが95%以上に達しているとのことだ。しかし、ワシントン・フットボール・チームをはじめとして、まだ目標に到達していないチームもある。

とはいえ、グッデルは全体を見て満足しているようだ。

「接種率の増加は、人々がワクチンに対して以前より慣れてきており、それが効果的であること、安全であること、そして自分や家族、周囲の人々の安全を守るための最善の方法であることを理解してきていることを示していると思う」とグッデルは述べている。「だからこそ、数字が増えているのだと思う。今後、キャンプが始まり、キャンプの期間が長くなればなるほど、その傾向は強くなるのではないだろうか。私たちは、人員の安全を確保し、混乱を最小限に抑えることができる状況にあると考えている」

変異株について、グッデルはリーグのアプローチが必ずしも1年前と同様であるべきではないことを認識している。プロトコルは変動的なものであり、実際に先週にも更新された。

「われわれは皆、科学に従っている。自分たちを取り巻く世界に沿って行動している。もちろん、そこには変化がある。私たちの見方も変わってきている」と話したグッデルは次のように付け加えている。「昨年同様、今年も協力し合うことが鍵になってくるだろう。チーム間、選手間で協力し合い、必要に応じてプロトコルを変更していく。それが私たちの使命だ。それができれば、シーズンへの影響を最小限に抑えることができると考えている」

【RA】