すぐに手術するよりリハビリで様子を見るコルツQBウェンツ
2021年08月02日(月) 09:25インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツは今のところ手術を控えている。
足を負傷しているウェンツはすぐに手術を行うよりも、これから数日にわたって休養とリハビリに励む計画だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。
ラポポートはこの選択によってウェンツがシーズン第1週に出場する道が残されたとしつつ、リハビリで改善がなければ手術が必要になる可能性があるものの、そう多くの試合を欠場することにはならないだろうと述べた。
トレーニングキャンプが始まって数日しか経っていない段階で、ウェンツはすでに練習を離れている。先週の現地29日(木)に負傷したウェンツは、軽度な手術が必要かを判断するためにすぐに足の専門医であるロバート・アンダーソン医師の診察を受けた。いずれにせよ、プレシーズンの今後の日程は逃すことになると見られている。
負傷をおしてプレーするのであれば、医療スタッフは6年目のウェンツの機動性がかなり低くなることを見込んでいる可能性があるとNFLネットワークのマイク・ガラフォロが報じた。機動性はフィラデルフィア・イーグルス時代のウェンツの試合のトレードマークだった。ウェンツはイーグルスを3年連続でプレーオフに導いた一方、負傷のせいでいずれのシーズンも戦い切ることができなかった。
2020年は健康な状態で戦ったものの、最初の12週に苦戦した後、当時のルーキーQBだったジェイレン・ハーツと交代でベンチに下がっている。このオフシーズンにそんなウェンツをトレードで獲得したのが、元プロボウラーのQBこそがチャンピオンシップに挑むためのパズルに欠けているピースだと信じるコルツだった。
コルツのロースターには明確な代役がいない。昨シーズンはすべてインアクティブで過ごした2020年ドラフト4巡目指名選手のジェイコブ・イーソンが、ウェンツに代わってほとんどのレップスを担当していた。その後ろに控えるのがドラフト6巡目で指名されたルーキーのサム・エリンガー、2020年にドラフト外フリーエージェントでチームに加わったジェイレン・モートン、過去2シーズンにアリゾナ・カーディナルスに在籍した後、去る土曜日にコルツと契約したブレット・ハンドリーだ。ハンドリーは2017年にグリーンベイ・パッカーズで9試合に先発したものの、かなり苦戦している様子だった。
ウェンツの状況が解決されるまで、コルツは代役候補を探し続けるだろう。
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