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バイキングスがカズンズらQB3名をリザーブ/COVID-19リストに

2021年08月03日(火) 09:26

ミネソタ・バイキングスのケレン・モンドとカーク・カズンズ【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ミネソタ・バイキングスは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響からシグナルコーラーたちの多くを欠く状態でトレーニングキャンプの第2週に入っている。

バイキングスはクオーターバック(QB)カーク・カズンズ、ケレン・モンド、ネイト・スタンリーをリザーブ/COVID-19リストに置いたことを現地2日(月)に発表した。新人レシーバーのマイロン・ミッチェルもこのリストに入っている。

3人のQBがCOVID-19リストに正式に置かれたことで、バイキングスのロースターに残っているQBはジェイク・ブラウニング一人となった。バイキングスのヘッドコーチ(HC)であるマイク・ジマーによれば、元ワシントン・ハスキーズ(ワシントン大学)のQBであるブラウニングはワクチン接種を完了しているという。ジマーHCはワクチン接種を拒絶したメンバーに対する不満を隠そうとしていなかった。

ジマーは土曜日にバイキングス内でワクチンを接種していない選手たちへの落胆を示しており、そのスタンスを月曜日にも報道陣に対してあらわにしていた。

『Purple Insider(パープル・インサイダー)』によれば、ジマーHCは「彼らの何人かはただするつもりがないだけだ」と述べたという。

「彼らはいくつかのものを読んでいる。それが彼らの考えだから、何を読んでも聞いても言われてもそうなる。アレン・シルズ医師(NFLチーフメディカルオフィサー/医務部長)が言ったことも信じていないのかもしれない」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはバイキングスがQBケイス・クッカスと契約することを計画していると月曜日に報道。ペリセロはさらに、バイキングスがブラウニングやクッカスのパフォーマンス次第で選択肢に入ってくる可能性のあるコール・マクドナルドのワークアウトを行ったと伝えている。それだけではなく、ペリセロは元ニューイングランド・ペイトリオッツのダニー・エトリングをウェイバーでクレームしたと述べた。2018年ドラフトの7巡目でペイトリオッツが指名したエトリングは、アトランタ・ファルコンズやスアトル・シーホークスにも所属していたが、レギュラーシーズンでプレーしたことはない。後に、クッカスとエトリングがバイキングスのロースターに正式に加わっている。

『St. Paul Pioneer Press(セントポール・パイオニア・プレス)』によれば、ジマーHCは月曜日に、同様の状況がレギュラーシーズン中に起きた場合に備えて緊急用のQBの隔離を検討しているものの、QBたちが何人ワクチン接種を完了させるかにもよると話したという。

モンドは先日にCOVID-19の検査で陽性が判明しており、カズンズとスタンリーはNFLとNFLPA(NFL選手会)のプロトコルでハイリスクな濃厚接触があったと判断された。これにより、3名は土曜日にチームの活動から除外されている。

NFLとNFLPAのプロトコルによれば、ハイリスクな濃厚接触者は陽性の人物と接触があったことが分かった段階で隔離され、PCR検査で陰性となるまでその状態を維持することが義務づけられる。ワクチン接種を完了している場合は濃厚接触があってから3日にわたって毎日の検査が必要になるが、ハイリスクとは見なされないため、隔離の必要はない。

ジマーHCはワクチン接種について「われわれの全員がこれをできれば、こういうことを一段落させることができるはずだ」と話したと『Pioneer Press(パイオニア・プレス)』が伝えている。

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