ミネソタ・バイキングスのコーナーバック（CB）ジェフ・グラッドニーが現地3日（火）に以前に交際していた女性への重暴行の疑いでテキサス大陪審によって起訴され、後にチームからリリースされたと『The Associated Press（AP通信）』が伝えている。

「ジェフ・グラッドニーに対する起訴について改めて検討した結果、われわれはジェフを即刻リリースすることを決定した」とバイキングスの声明にはある。

さらにバイキングスは「以前に表明した通り、われわれはこれらの件を非常に深刻に受けとめており、あらゆるドメスティックバイオレンスを糾弾する。本件について現在行われている法的な性質から、これ以上のコメントはできない」と述べた。

2020年NFLドラフトの1巡目全体31位で指名されたグラッドニーは、昨年にバイキングスのルーキーとして15試合に先発している。ダラスで4月に逮捕されて以来、24歳のグラッドニーはロースターには入っているもののチームの周囲に姿を見せていなかった。

起訴状によれば、グラッドニーは“故意に、分かっていながら無謀にも”身体的な負傷を引き起こし、相手の首と喉に圧力をかけて呼吸を妨げたという。先日にグラッドニーの元ガールフレンドが申し立てた民事訴訟では、言い争いが口論に発展し、それが2時間にわたって続いたとされている。元交際相手はまた、グラッドニーが彼女に沈黙を保たせるためにお金を渡そうとしたとも訴えた。

裁判の日程は決まっていない。

バイキングスのオーナー兼社長のマーク・ウィルフはグラッドニーをリリースする前、チームを取り巻くさまざまな課題について報道陣に話した際に、グラッドニーに対する訴えは「非常に気がかりであり、オーナーシップや組織にとっても懸念すべきこと」だと話していた。

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