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QBの状況を検討もここはウェンツのチームだとコルツHCライク

2021年08月05日(木) 10:19


インディアナポリス・コルツのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Darron Cummings】

カーソン・ウェンツの足の手術とその後に予測されているタイムラインから、インディアナポリス・コルツがバックアッププランの検討を強いられている。一つの案には馴染みある人物が含まれているようだ。

4年前、ウェンツは同じような状況でフィラデルフィア・イーグルスの戦線から退いた。それを受けて古巣フィラデルフィアに戻ってきたニック・フォールズが、兄弟愛の街にロンバルディトロフィーを持ち帰ったのだ。

2016年と2017年にイーグルスの攻撃コーディネーターを務めた身としてそれを見守っていたのが、現コルツヘッドコーチ(HC)のフランク・ライクだ。今回はインディアナポリスでフォールズの助けを借りる案に耳を貸すライクだが、一方でウェンツに関してはどんな不確実な状況をも前倒しにする可能性があることを知ったとも話している。

「いくつか言うことがある。何より、これはカーソンのチームだ。彼がわれわれのクオーターバック。彼がいて、われわれはとてもエキサイトしている。彼もそのことを知っているし、彼のチームもそれを知っている。われわれが彼をここに呼んだとき、その理由は一つだった。彼はこのフットボールチームをリードするためにやってきた」とライクHCは語った。

「ニック・フォールズのことも気兼ねすることなく話しておこう。私はニック・フォールズが好きだ。彼はシカゴ・ベアーズのためにプレーしている。彼とは話していないが、彼は素晴らしい選手だと思っている。彼はそれを証明済みだと思うしね。彼は素晴らしいチームメイトだ。ニック・フォールズのことで気に入らないことは一つもない。彼は勝者だ。彼は確かにわれわれのようなカルチャーに合うだろうが、シカゴ・ベアーズのためにプレーしている。われわれは自分たちが手に入れた選手たちに満足しているし、自分のチームをより良くすることに集中している。そのことや、われわれの元にいる選手たちにエキサイトしているんだ」

フォールズは今のところ、ベアーズのデプスチャート上でベテランのアンディ・ダルトンや1巡目で指名を受けたジャスティン・フィールズに次ぐ3番手となっている。シカゴでのフォールズの役割はサイドラインでクリップボードを持つ以上のものにはならず、大波乱がなければ日曜日に装備を整えることすらないだろう。そのことはベアーズのキャンプでフォールズ自身も隠そうとしていなかった。

一方のコルツにはジェイコブ・イーソンやサム・エリンガー、そして、最近契約したブレット・ハンドリーがいる。コルツは緊急プランの実行については馴染みがあり、アンドリュー・ラックを2度ジャコビー・ブリセットと交代させた後、2020年にはフィリップ・リバースと束の間の蜜月を送った。また、センター後ろのニーズを解決するための契約を結ぶ手腕もあり、2017年には9月初めにトレードでブリセットを獲得している。

同じことがウェンツの復帰に5週間から12週間を見込む今のコルツにとってもソリューションになるかもしれない。同様のタイムラインがオールプロのガード(G)クエントン・ネルソンの回復にも見込まれている。ライクHCはウェンツが12週間よりも前の段階で戻ってくるとの希望を持っている様子で、実際にフォールズはベアーズのメンバーだと指摘することでシカゴやパークアベニュー345番地の面々をいらだたせることを回避している。

また、ライクHCは再びけがでフォールズにとって代わられるという脅威をウェンツに与えないよう配慮しているのかもしれない。

今のところ、ライクHCは正しい。フォールズはベアーズの一員だ。そして、ライクHCがいかにフォールズのことを気に入っていようとも、彼はフォールズのコーチではない。その現実を変えるかどうかはコルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードが決めることだ。

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