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ファンにネイティブアメリカンのヘッドドレスやフェイスプリントを禁じたワシントン

2021年08月05日(木) 11:20


【Alexander Jonesi via AP】

ワシントン・フットボール・チームはまだ新しい名前を発表していないが、チームのポリシーはファンを古いものから遠ざけ始めている。

ワシントンは現地4日(水)に、今季にフェデックス・フィールドに来場するファンがネイティブアメリカンのヘッドドレスやフェイスプリントを施すことを禁じた。昨年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でファンがワシントンのホームゲームを現地で観戦することはなく、チーム名がまだ変更されていなかったその前年にはこういった装いが許可されていた。

チームは2022年に名称とロゴを改める見込みだが、現段階で分かっているのは新たなブランディングにはネイティブアメリカンを想起させる要素を含まないということだ。

球団社長のジェイソン・ライトは先月に「われわれにはこのリーグで89年の歴史があり、新名称を検討する上で過去に先住民のイメージを使用したことを認識しないならば、われわれが以前の名称で傷つけた個人やコミュニティーに配慮していないことになるだろう」とチームのウェブサイトで述べていた。

「われわれは自分たちの組織と文化に大きな変化をもたらしており、新名称はそれらの変化を反映しなければならない。その面で、われわれはネイティブアメリカンのイメージの使用や、そのイメージとの類似性と切り離されたアイデンティティを選択するつもりだ」

ワシントンのプレシーズンのホーム初戦は8月20日(金)にシンシナティ・ベンガルズを迎えて行われる。レギュラーシーズンの開幕戦ではロサンゼルス・チャージャーズと相対する予定だ。

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