バイキングスQBカズンズ、全力で濃厚接触を避けると誓うもワクチン接種は“プライベート”な問題
2021年08月06日(金) 10:29新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で複数回の練習を欠席したクオーターバック(QB)カーク・カズンズがミネソタ・バイキングスに戻ってきた。しかし、今後のワクチン接種の状況については口を開いていない。
バイキングスのドラフト3巡目指名QBであるケレン・モンドが新型コロナウイルス感染症の検査で陽性になっており、カズンズはハイリスクな濃厚接触があったためにトレーニングキャンプ開始時から現場を離れていた。『St. Paul Pioneer Press(セントポール・パイオニア・プレス)』のクリス・トマソンによれば、カズンズは最後にモンドと接触があって以来、6回の検査で陰性だったと語っているという。現在のワクチン接種状況について、カズンズはプライバシーにかかわることだとして返答を拒否し、それについては“穏やか”な状態だと語るにとどまった。
「ワクチンの決断は俺にとってプライベートな健康上の問題だと思うし、これからもそうしていくつもりだ」とカズンズは話している。
「チームのリーダーとしてこういう濃厚接触を避けるためにプロトコルに従うことはすごく重要だと考えている。なぜなら、結局は自分たちが代償を払うことになるからだ。濃厚接触の経験があるかい? 俺は慎重に濃厚接触を避けていく」
「こういうことがもう起こらないように、自分が座る場所を文字通りプレキシガラスで囲うべきかとまで思ったよ。そういうことを考えた。必要ならば何だってするつもりだからね。俺たちは濃厚接触を避けていくし、今年に全試合でプレーできるようにすることを楽しみにしている」
同じ理由でQBネイト・スタンリーも練習を逃したため、バイキングスのQBルームはシェイク・ブラウニングを残して一掃された状態だった。他のパサーたちの不在を受けてブラウニングは望む限りのレップスを担当しており、キャンプのための助力として2人のQB(ケイス・クッカス、ダニー・エトリング)がチームに加えられている。カズンズはQBのミーティングが以前よりも広い部屋で行われるようになったと指摘しており、以前のQBルームの狭さが濃厚接触が起こった唯一の理由だとの考えを示した。
1週間の練習の半分を逃したことによってワクチン接種についての態度に変化はあったか問われたカズンズは、報道陣に「起こっているすべてのことを考慮し、自分自身でしっかり調べて、なぜ自分が練習を逃すことになったのか理解して、どうすればそれがもう起こらないようにできるか考えている」と返答。
また、NFLチーフメディカルオフィサー(医務部長)のアレン・シルズ医師と話したかとの質問に対しては、話していないと答えている。
ヘッドコーチ(HC)のマイク・ジマーが今週にカズンズへの落胆を表明することはなかったものの、モンドの陽性の結果が発端となった一連のインパクトについては明らかにフラストレーションを抱えている様子だった。しかしながら、カズンズは練習復帰にあたって自分とコーチの関係は“絶対的に”良い状態だと述べている。
「昨日の夜、俺たちは素晴らしい話をした。最高の対話だ」とカズンズはジマーHCについて話した。
「彼との話は彼との間だけにとどめるけれど、すごくポジティブな話だった。素晴らしい気分で会話を終えたよ」
カズンズはミネソタのロッカールームにおいてワクチン接種済みの選手と未接種の選手の間で問題が起きることはないと考えているという。
リーグのプロトコルによれば、陽性になった人物との接触があった場合、ハイリスクな濃厚接触として隔離が義務づけられる。しかしながら、ワクチン接種を完了している選手であれば、陽性だった人物との接触から3日にわたって連日の検査が行われるものの、ハイリスクとは見なされないため隔離の必要はない。
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