「ハワードをトレードしたいとは思わない」とドルフィンズのフローレスHC
2021年08月07日(土) 04:54マイアミ・ドルフィンズが、チームとの関係に亀裂が入っていると表現したコーナーバック(CB)ザビエン・ハワードの発言に対処する方法は2つしかない。その亀裂を修復するか、ハワードが要望しているトレードに応じるかだ。
ヘッドコーチ(HC)を務めるブライアン・フローレスは前者を強く支持しており、ハワードがドルフィンズのトレーニングキャンプに“ホールドイン”して1週間経過しても、その姿勢に少しの変化もない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウルフによれば、フローレスHCは現地6日(金)、「X(ハワード)をトレードしたくはない。彼は非常に素晴らしいプレーヤーだ。チームの大きな部分を担っている。われわれは彼をトレードしたいと思っていない。話し合いは進んでいる。そこから何をどう取るかは皆さん次第だが・・・。みんなが喜んで妥協する限り、何かしら成し遂げられると思っている」と語ったという。
一方でハワードは交渉が意味のある形では進んでいないと感じているようだ。
昨シーズンに10回のインターセプトを記録してNFLトップに立ったハワードは現行の契約に不満を持っている。先月27日にはソーシャルメディアを通じてトレードを要求すると公表したものの、チームとのコミュニケーションについては口を閉ざしており、ウルフによると、ほとんど何もアクションが起きていないとのこと。ハワードはチームがオフシーズンに実施した3日間のミニキャンプを欠席し、9万3,000ドル(約1,025万円)の罰金を科せられたが、不満を抱きながらもトレーニングキャンプに姿を見せ、それ以上の罰金は免れている。
ハワードは5年7,525万ドル(約82億8,400万円)の契約下にあり、その中で実力を十分に発揮していると考えているのだ。
今のところ、フローレスHCはハワードよりもはるかに楽観的な和解を想定しているようだ。
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