カウボーイズの新人LBパーソンがHoFゲームで印象的なパフォーマンスを披露
2021年08月08日(日) 01:42現地5日(木)夜に行われたホール・オブ・フェイムゲームで、ダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)マイカ・パーソンの出場時間はわずかだったものの、その中でカウボーイズがパーソンをドラフト1巡目で指名することにこだわった理由を証明してみせた。
試合はピッツバーグ・スティーラーズに16対3で敗れたものの、パーソンは第1クオーターのみの短い出場時間の中で、スピードを武器にフィールドの至るところで活躍している。
『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』に「いい感じだったね」と話したパーソンは「あまり長い時間プレーできなかったのはなんとも言えないね。でも、自分の足を動かしてゲームの感触をつかむにはいい経験になったと思う。いくつかミスをしたけど良いこともあった。今後も良いことだけを積み重ねていきたい」と付け加えた。
パーソンは3回のタックルを決め、スナップのミスをリカバリーしている。スタッツの数字以上に、わずか1クオーターの出場にもかかわらず常にボールのそばにいたのだ。パーソンから目を離すことが本能的に不可能なほど、とにかく際立っていた。
ピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー(WR)レイ・レイ・マクラウドがパーソンのエッジに入り込むプレーもあった。このランは2ヤードの獲得にとどめたが、パーソンにとっては今後の改善点を示すものだったと言えよう。
「俺はクリーンな試合が好みだ。非の打ちどころがないようにしたい。完璧でいたいんだ。プレーするときは、とにかく最高の状態でいたい。普段、自分の技術に対して多くの情熱と努力を注いでいるからこそ、試合に出るときは完璧でいたいんだ」とコメントしたパーソン。
昨季のカウボーイズはあらゆる面で力不足のディフェンスにプレーメーカーを欲していた。パーソンはキャリアをスタートしてすぐ、しかもたった1試合で、インパクトのある選手になり得る才能を見せつけている。
パーソンは「ナンバー1オフェンスとの戦いに備えること、今年はね。それが今年のウボーイズだ。毎日、シーディー(ラム)、セド(ウィルソン)、ノア(ブラウン)と対決したり、ゼキ(エゼキエル・エディット)やトニー(ポラード)を毎日追いかけ回したりしているから、実際の試合になれば、ずいぶんと楽に感じる。そういうのがあるおかげで楽になっている。サイドラインからサイドラインまでいけるからこそ、俺はこのチームに指名されたのさ」と話した。
パーソンが木曜日に見せたサイドラインからサイドラインまで走り抜ける能力は、シーズンが始まってフルゲームに出場すればさらに明らかになるはずだ。
【RA】