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ドルフィンズとCBハワードが再考した契約に合意

2021年08月09日(月) 08:35


マイアミ・ドルフィンズのザビエン・ハワード【AP Photo/Wilfredo Lee】

コーナーバック(CB)ザビエン・ハワードがマイアミ・ドルフィンズとの間に抱えていた契約問題を解決した。

ハワードとドルフィンズが現地8日(日)に再契約に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えている。2020年シーズンにインターセプト数でNFLトップに立ったハワードは最終的にマイアミにとどまることになった。

また、NFLネットワークのイアン・ラポポートによると、ハワードの新契約には、プロボウルのインセンティブとして100万ドル(約1億1,030万円)、2021年の追加インセンティブとして250万ドル(約2億7,600万円)が含まれているとのこと。ミニキャンプの罰金がすべて取り消されたことで、ハワードは2021年に最高で1,628万5,294ドル(約18億円)を稼ぐことになり、来季はリーグ最高額のコーナーバックとなる。

さらに2022年には、試合ごとのロースターボーナスとして50万ドル(約5,500万円)、ワークアウトボーナスとして10万ドル(約1,100万円)が基本給と保証額に移される。2022年の年俸1,297万5,000ドル(約14億3,100万円)は負傷した場合も保証されており、リーグイヤーの初日までに完全保証されるとラポポートは付け加えている。

また、ラポポートはハワードが2021年シーズン終了後の2月下旬から3月上旬に健康状態と2021年の成績に基づく市場に見合った新契約について、再度、交渉できるという確約を勝ち得たとも伝えた。

チームとの関係に亀裂が入っていると表現し、不満を打ち明けたハワードはドルフィンズが契約を見直さなければ即座のトレードを要求すると主張、より高額を保証する“ウイン・ウイン”の条件を提案するも、チームはこれを拒んでいた。ハワードがトレードを希望していると明かしたことを受けて、少なくとも2つのプレーオフ出場チームが獲得に興味を示したと言われている。トレーニングキャンプに入り、ハワードは足首を痛めて練習を休んでいたが、最近になって復帰した。

ドルフィンズを率いるブライアン・フローレスHC(ヘッドコーチ)が2021年のハワード不在の可能性を示唆することはなく、先週末には「トレードしたいとは思っていない」との思いも明かしている。

NFLネットワークのキャメロン・ウルフによれば、フローレスHCは契約合意が報じられた直後のメディア対応で「これを成し遂げられたことに興奮している。どんな交渉でも妥協が重要だ。われわれ全員が満足することを望んでいる」と語ったという。

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