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元イーグルスOTジェイソン・ピータースとの契約に合意したベアーズ

2021年08月15日(日) 11:31

フィラデルフィア・イーグルスのジェイソン・ピーターズ【Ric Tapia via AP】

オフェンスラインの補強が必要なシカゴ・ベアーズが経験豊富なベテランに助けを求めた。

長年、フィラデルフィア・イーグルスのオフェンシブタックル(OT)としてプレーしていたジェイソン・ピータースの代理人によると、ベアーズとの契約に合意したという。

新人OTテヴェン・ジェンキンスとベテランオフェンシブガード(OG)ジェームズ・ダニエルズがキャンプ中にサイドラインに下がるなど、ベアーズでは先発ラインマンの負傷が続いている。7月下旬にOTジャーメイン・アイフディが故障者リストに登録されたことで、ベアーズでケガをしていない先発選手は2人となった。今週初めの時点でベアーズにいる90人のロースターのうち、万全な状態のラインマンはわずか9人だ。

今春には「まだまだいける」と言っていた39歳のピータースは、オールプロのレフトタックル(LT)として活躍していたフィラデルフィアでの序盤2シーズンに、指導を受けていたオフェンシブラインコーチのフアン・カスティーヨと再び合流することになる。負傷者が多くいることを考慮すると、ピータースは先発の座を争うだけでなく、2021年に所属するチームでやりたいと言っていた若手ブロッカーの指導をするチャンスもある。

プロボウラーに9回、オールプロに2回選ばれた経験を持つピータースだが、フィラデルフィアでの最後のシーズンではエッジラッシャーを止めるにはあまりに動きが遅く、ガードとして活躍する方がはるかに良いと思われる姿を見せ、タックルとしてはもはや通用しない状態だった。幸いなことに、ベアーズは現在、両方のポジションにニーズがある。ピータースは余力をすべて使ってプレーする機会を見つけ、新しいチームメイトに知恵を伝えていくことになるだろう。

【RA】