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パンサーズ、OTリトルを2022年の7巡目指名権と引き換えにドルフィンズにトレード

2021年08月18日(水) 11:30

グレッグ・リトル【AP Photo/Zach Bolinger】

オフェンシブタックル(OT)のグレッグ・リトルは他のチームでプレーするチャンスを与えられた。それはどう考えても彼がカロライナ・パンサーズに残るよりも可能性のあるものだ。

現地17日(火)、パンサーズは2022年の7巡目の指名権と引き換えに、2019年ドラフトの2巡目で指名したリトルをマイアミ・ドルフィンズにトレードしたことを発表した。ドルフィンズは2022年の7巡目の指名権を2つ持っており、パンサーズはそのうちの順位の高い方を受け取ることになる。

パンサーズが有望なタックルと見込んだミシシッピ大学出身のリトルをトレードアップして全体37位で指名したのはわずか2年前。だがパンサーズでの2シーズンでリトルの出番はほとんどなく、ルーキーとして先発した試合は3試合に留まり、昨年も同様だった。パンサーズがリトルを後半の指名権とトレードしたことを考えれば、3年目はロースターに登録されてすらいなかったかもしれない。チームがこのオフシーズン中にオフェンシブラインを入れ替えたことによって、戦力外の位置づけが強まっていたと言える。

マイアミのオフェンシブラインに加わるリトルには、もう少し可能性があるだろう。

プレシーズンの初戦ではシカゴ・ベアーズのディフェンスがドルフィンズのオフェンシブラインをかなり翻弄した。リトルは即効薬とまではいかないが、2年目のクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアを守るという最重要課題を抱えるドルフィンズのコーチングスタッフがオフェンシブラインを見直す際にリトルも選択肢となるに違いない。

【R】