ブロンコス先発QBはプレシーズン第2週後に決定の可能性も
2021年08月18日(水) 13:05先週の土曜日に行われた最初のプレシーズンゲームでクオーターバック(QB)ドリュー・ロックとテディ・ブリッジウォーターの両名が優れたプレーを見せたのを受け、デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ビック・ファンジオは2人の間に区別はないと語っていた。
しかし、シアトル・シーホークスと戦うプレシーズン第2戦の後には、その状況が変わるかもしれない。
チームの公式サイトによれば、ファンジオは現地16日(月)に次の試合後に先発を指名することが“あり得る”と話したという。
プレシーズン第1週ではロックが先発したため、シーホークス戦ではブリッジウォーターが最初に登場する。
ロックとブリッジウォーターは予想通りミネソタ・バイキングスのバックアップメンバーをきれいに料理した。ロックはパス7回中5回成功、151ヤード、タッチダウン2回、QBレーティング153.3をマーク。ブリッジウォーターはパス8回中7回成功、タッチダウン1回でQBレーティングは144.8だった。
ロックが率いたオフェンス陣が爆発力を見せた一方で、ブリッジウォーターはやすやすとチェーンを前に進めた。いずれのQBもこの試合でパントには至っていない。2人がポイントを獲得できなかった唯一のドライブは試合最初のシークエンスで、ロックがゴールライン近くからの第4ダウンでジェリー・ジューディへのパスに失敗している。
この試合によって両QBの差は見えなかったかもしれないが、ファンジオHCはバイキングスとの合同練習がもしかしたらプレシーズンゲームそのもの以上に評価プロセスの助けになるかもしれないと指摘した。
ファンジオHCは月曜日に「2人とも(よく)プレーしたと思う」と話している。
「先週の話をするとき、1週間を全体としてとらえるものだろう。ミネソタとの2回の練習は大部分がわれわれの(ナンバー)1対彼らの(ナンバー)1だったので重要だし、その後に試合をしている。私にとって、その意味では3日間の旅であり、2人ともうまくやったと思う」
昨年に抱えていたボールセキュリティの問題が片付いたことが証明できれば、ロックはブリッジウォーターとの競争において一歩先んじることができるかもしれない。ファンジオHCは土曜日に第3ダウンでロックがジューディにパスを通した際、ジューディがヤード・アフター・キャッチを稼いだことに触れ、今シーズンのロックは“確かに”フィールドを以前よりよく見ていると指摘した。
「彼はよく耐えていた。あのルートができるまで少し時間が必要だった。ドリューは良いスローをして、ジェリーも良いキャッチだった。ジェリーに関してより重要なのは、彼はキャッチ後に本当に良いランをしたことだ。われわれはダウンフィールドでいくつか優れたブロッキングをして、それがビッグプレーにつながった。ドリューは確かによく見て、優れたスローをした。理想よりも少し長く時間がかかるため、パスプロテクションによって可能になったプレーだった」
最初のプレシーズンゲームを終えてこう着状態にある2人は、土曜日にシアトルで勝利するための第2のチャンスを手にする。そのときに何も決まらなければ、ファンジオHCは第3にして最後のプレシーズンゲームに勝敗を持ち込むだろう。ブロンコスは決定までに3週間かかる可能性に常に備えていた。それを1週短くできるかはQBたち本人次第だ。
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