プロボウル選出のDEグリフェンを呼び戻したバイキングス
2021年08月24日(火) 11:56ディフェンシブエンド(DE)エバーソン・グリフェンの願いがかなおうとしている。
現地23日(月)、ベテランディフェンシブラインマン(DL)であるグリフェンがミネソタ・バイキングスと契約した。
同じく月曜日に、最終段階で問題が発生しない限りグリフェンがサインする見込みだと、この契約が明らかになる前の時点で『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じていた。
バイキングスのマイク・ジマーHC(ヘッドコーチ)は月曜日に報道陣に対し、「彼が私たちの役に立たないと思えば、契約しないだろう」と語った。「彼は良い状態のようだし、このまま頑張ってほしい。そうすれば私たちの力になってくれるだろう」
グリフェンは最初の10シーズンをバイキングスで過ごし、サック74.5回を記録してプロボウルに4回出場。昨シーズンはダラス・カウボーイズとデトロイト・ライオンズに所属し、14試合に出場してサック6回、タックル33回を記録している。
2010年ドラフトの4巡目で自分を指名したチームとの再会を望んでいたグリフェンは先週、バイキングスとワークアウトを行っていた。グリフェンは以前、クオーターバック(QB)のカーク・カズンズを非難したが、当時のソーシャルメディアでの過ちを反省してきた。バイキングスがグリフェンと契約したことは、10年間にわたるミネソタ時代がいかに終わったかに対するグリフェンの反感が過去のものになったことを示している。
グリフェンはカズンズと「一対一」の対話で謝罪するつもりだという。
グリフェンは「まだあまり話してこなかったけど、そろそろ話してみようかな」と言い、次のように続けた。「俺が言ったことについて、ジマーHCと(ゼネラルマネージャー/GMの)リック(スピールマン)に謝った。自分の責任だと思っている。でも、まだカークに話をして謝罪しなければだめだ」
昨年のバイキングスはディフェンス面で非常に苦労した。グリフェンが加わることでDEダニエル・ハンターと並び立つ選択肢が増えたことになる。グリフェンは“シチュエーションプレーヤー”として起用されるだろうとジマーHCは述べている。調子が良くてやる気があれば、エッジからプレッシャーをかけることもできる。シーズン開幕まで3週間を切った今、ジマーHCのディフェンスに精通していることはボーナスとなるだろう。
【RA】