先発QBについて“良い考え”がありながらも今は明かさない49ersのシャナハンHC
2021年08月26日(木) 16:44トレーニングキャンプが開始する前、サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチであるカイル・シャナハンはクオーターバック(QB)争いはないと話していた。
しかしながら、レギュラーシーズンの開幕が近づく今、シャナハンHCは先発QBの座についてあまり明確にしていない。
シャナハンHCはベテランのジミー・ガロポロと1巡目で選択したルーキーのトレイ・ランスのいずれについても第1週のデトロイト・ライオンズで先発するとは述べていないが、誰がそうなるかについてはおぼろげな考えがあると認めている。
チームによれば、シャナハンHCは「とても良い考えがあるが、すべての様子からあなたたちにも分かっている通り、今から数日後のわれわれのスケジュールについて私には分かっていない」と語ったという。
「私には常に良い考えがある。だが、すべてのポジションについて、今からそのときまでにまだ多くの日数がある」
シャナハンHCの後に記者の質問に応じたガロポロは、コーチと同様に良い考えがあるのか尋ねられた際にこう答えた。
「ああ、すごくいい考えがある」
カロポロはもう少し胸中を明かし、今の49ers攻撃陣を把握していることや、自分のパフォーマンスに満足しているとつけ加えている。
「それは(シャナハンHCが)決めることだけど、俺にもすごくいい考えがあるさ。自分の今の位置や、他のすべてのこと、そして、攻撃陣全体がどういう具合かについて、とても満足している。カイルがトップだから、決めるのは彼だけどね」
ランスの強い腕と運動能力はプレシーズンゲームで示されており、新人QBが先発の役割を担うことに対する期待はさらに高まっている。49ersのリーダーとしてのガロポロの時間がわずかとなっているのは明白だが、そのガロポロがチームをスーパーボウルに導いたのはわずか2シーズン前のことであり、シグナルコーラーとしての確実性は高い。
2021年に49ersを率いるのは誰なのか? シャナハンHCはもう心を決めているかもしれないが、現時点で先発を明かすことに何のアドバンテージも見いだしていないようだ。
「指名することで何が得られるか、ということとして考えている。名指しすることを検討する一つの理由があるならば、こういう質問を終わらせる役に立つだろうね。これがわれわれのチームの大きなアドバンテージになって、われわれがやっていることに関係してくるという別の理由を教えてくれるなら、指名しようじゃないか。だが、そんなものはないと思う。それに、人に言う理由なんてあるかな? 皆さんが答えを知りたがっているのは分かる。それは別に問題ない。私はそのどちらとも分からない状態にあるが、あなたがたの知りたい気持ちを終わらせるために答えるつもりはない」
デンバー・ブロンコスとジャクソンビル・ジャガーズがそれぞれのQB1が誰かという大きな発表をした以上、49ersの発表に対する期待も続くだろう。
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