ワシントンのドラフト外新人RBパターソンは「特別な選手になれる」とメイヒューGM
2021年09月02日(木) 14:38ワシントン・フットボール・チームがベテランランニングバック(RB)のペイトン・バーバーをリリースしたことに伴い、ドラフト外ルーキーのRBジャレット・パターソンがRBの中で3番手に浮上した。
ワシントンはバッファロー大学出身のパターソンがチームに加入したことだけに満足しているわけではなく、彼に大きな期待を寄せている。
ジェネラルマネジャー(GM)のマーティン・メイヒューは「ジャレットはかなり特別な選手になれると思っている」と現地31日(火)にチームの記者団に話した。
「彼には期待している。もちろん、若い彼は3試合目であまり良い結果を残せなかったが、最初の2試合では非常に有望な選手であることを見せてもらった。爆発力のある選手だ。優れたビジョンを持っていて、チームに多くのことをもたらしてくれる。彼を見ていると昔の選手を思い出す。私がかつて一緒にプレーしたチームメイトのリッキー・アービンズやジェイミー・モリスだ。二人とも姿勢が低くてタックルしにくい相手だった。そして二人とも高みを目指すための素晴らしいビジョンを持っていた。ジャレットは狭いスペースを切り抜くことができ、ラインバッカーはオフェンスラインの後ろにいる彼を見つけられないことが多い」
「彼はチームに貢献してくれている。今年の彼のプレーを見るのが楽しみだ。選手として成長し続けてくれることを期待している」
パターソンはプレシーズンの最初の2試合でロースター入りを勝ち取った。この2試合でパターソンは鋭いカットと純粋なビジョンで印象的なプレーを見せ、合計166のスクリメージヤードを記録している。
バッファロー大学での3年間でパターソンは3,884ランヤードを積み上げ、2019年には1,799ヤードをマークした。ところがパスキャッチでの出番はあまりなく、2020年は0回、大学のキャリア全体を通してもたったの20回しかない。ワシントンはキャッチ力を試す状況にパターソンを積極的に投入した。その結果、パターソンは最初の2試合で7回のターゲットすべてでキャッチを成功させたものの、3試合目ではいくつかの失敗に苦しめられた。
ワシントンのバックフィールドをけん引するのは間違いなくRBアントニオ・ギブソンだ。彼はそのデュアルスレット能力によって3つのダウンでフィールドに出続けることができ、主力選手として起用されるだろう。また、ワシントンがJ.D.マキシックのパスキャッチャーとしての能力を高く評価していることも分かっている。だがもしギブソンが負傷した場合は、パターソンがアーリーダウンのキャリーを担うRBとして次に控えていると言えよう。
デンバー・ブロンコスのフィリップ・リンゼイや、昨年のジャクソンビル・ジャガーズのジェームズ・ロビンソンなど、これまでにもドラフト外の新人RBが活躍した例はある。ケガさえしなければパターソンは週に2、3回のキャリーを記録し、スペシャルチームでも起用されるサブ的な存在になるだろう。一方でギブソンが欠場するようなことがあれば、パターソンに活躍のチャンスが巡って来る。
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