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先発QBを発表する必要はないと49ersのシャナハンHC

2021年09月02日(木) 15:38


サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハン【AP Photo/David J. Phillip】

軽やかな笑い声とほほ笑みから、サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが現状を楽しんでいるのは明らかだ。

デトロイト・ライオンズと戦うシーズン第1週に誰が先発クオーターバック(QB)を務めるかについて“とてもよい考え”があると以前に語っていたシャナハンHCは、現地1日(水)にジミー・ガロポロと新人QBトレイ・ランスのどちらが先発の役割を務めるかを発表する必要はないと話した後、「あなたがたには分かるはずだ」と報道陣に述べている。

シャナハンHCはトレーニングキャンプ開始時にオープンなQB争いはないと話しており、結果として公式にはまだ何も明かされていないということになる。

水曜日にシャナハンHCに向けられた質問の大部分が、火曜日のカットダウンにかかわるものだった。シャナハンHCは誰が49ersのパントリターンを行うのかを明らかにするかとの問いに対し、「さあ、どうなるかな」と口角を上げている。

続いての質問は、それについては先発QBと同時に発表するのか、というものだった。

「クオーターバックについては発表する必要がない。先発パントリターナーを発表する必要もないと思うが、あなた方には分かるはずだね」とシャナハンHCは応じた。

シャナハンHCにとっての懸念の一つが、ランスの健康状態だ。ランスは指の剥離骨折で7日間の離脱が必要なことが分かっている。そのタイムラインは変わっていないものの、シャナハンHCは軽微なこのケガに対する警戒をあらわにしている。

「軽いチップがあったときにはいつでも、それが長引く可能性があるということだ。そうならないことを願っているし、彼が次の月曜日に戻ってくることを願っている。彼はそのことについて前向きなようだ。だが、これについてはスマートにいかなくてはならない。そういった本当に小さいものであれば、まだ痛むとは考えられない。それでも、彼が戻ってきて返って後退するようなことがないようにしなければならない」

シャナハンHCによれば、ランスは基本的に練習では説明を聞いたり、サイドでフットワーク等の作業を行ったりしているとのことだ。

それでも、ランスは来週に練習復帰し、シーズン開幕に向けて十分な準備時間を取れるように見える。ランスとガロポロのいずれが先発の任に就くかは、キックオフまで分からないだろう。

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