セインツがRBラタビアス・マレーをリリース
2021年09月08日(水) 08:42ニューオーリンズ・セインツが2番手のランニングバック(RB)に別れを告げた。
リーグのトランザクションワイヤによれば、セインツが現地7日(火)にラタビアス・マレーをリリースしている。
サラリーキャップの問題に直面している中(『Over The Cap』によればマレーのリリース前の段階でフリースペースが約200万ドル/約2億2,000万円)、ベテランコーナーバック(CB)デズモンド・トゥルファントと契約したのを受けて、セインツはジャクソンビルのTIAAバンク・フィールドでグリーンベイ・パッカーズと対戦するシーズン初戦の直前にしてマレーをカットすることを選択した。このリリースによってキャップスペース上ですぐに317万ドル(約3億5,000万円)が節約でき、今後シーズン中に何らかの動きに出る必要が生じた場合に備えて若干の経済的な余裕が生まれている。
マレーはキャリー100回以上での平均ヤードとしてキャリアベストにあたる、アテンプト146回で平均4.5ヤードという数字を昨シーズンのセインツで記録。アルビン・カマーラと交代で出場するRBとして、マレーは昨年にタッチダウン5回(ラッシングで4回、レシービングで1回)をマークし、セインツで過ごした2シーズンを合わせるとタッチダウンは11回を数えている。
ニューオーリンズに来る前はミネソタ・バイキングでプレーし、2年間で1,420ラッシングヤードとタッチダウン14回を記録していたマレー。キャリアを開始したのはオークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)でのことで、2015年にキャリアベストの1,066ヤード、タッチダウン6回を決めてプロボウルに出場した。
31歳のマレーはどこか他のところに働き口を見つけるだろう。一方、セインツは7,500万ドル(約82億7,000万円)の契約を結んでいるカマーラの肩により大きな責任を負わせつつ、カマーラ、トニー・ジョーンズJr.、ドウェイン・ワシントンというメンバーで前進していく。
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